191.なつかしきテレビの時代 (アメリカ) ホテル暮らし18日目。そう言えば、テレビを一度も観ていないことに気づいて・・。

皆さま、こんばんは。

安希@カリフォルニアの僻地生活も18日目を迎え、今日は2度目の休日でした。
ここでの生活には、いろいろ複雑な思いがありますが、こういう時間も必要なんだと思うようにしています。

先週、「面白くない!」と大騒ぎをして爆弾を投げまくったおかげで(せいで?)、ちょい役から一転して、ダンス部隊に入隊しました。最初から最後まで、かなり激しく動き回り、英語とスペイン語でセリフ(というか詩です、詩!)のある役です。セリフはもう覚えたけれど、動きを覚えるのはなかなか大変です。二十歳前後の若者たちと、毎日4時間くらい踊っているせいで、おばちゃんは筋肉痛になったり、首が片方向にしか曲げられなくなったり・・・、しています。

それから詩というのは、会話文とは違って、抑揚のつけ方や言い回しが難しいです。言葉の意味をきちんととらえられている感じがしない・・・。ので、とりあえず丸暗記。そしてスペイン語のセリフに至っては、まったく言語感覚がないまま、音だけ丸暗記。それでも、あと10日で本番ということもあって、もうガムシャラです。

リハーサルについて書くと長くなるので、今日は別の話を少しだけ。

留学先だったアメリカを離れて9年が経ち、久々にカリフォルニアへやってきて若者と生活しているのですが、アメリカもまた急激にサイバー化したというか、アップル製品の浸透ぶりのすごさというか、そういう部分が変わったなと思います。

まず、大学生のルームメートですが、就寝時は枕の横にパソコンかアイパッドを置き、ヘッドフォンを着けて寝ています。そして画面のボーイフレンドと話をしながら眠りに就く、と・・・。
「ボーイフレンドがハーイって言ってるわ」
などと突然画面を向けられたりすると、隣のベッドで眠りかけているすっぴんボサボサのおばちゃんも「ハーイ」と挨拶する羽目になります。彼女に限らず、移動中のヴァンの中も、リハーサルの合間の休憩時間も、みんなアイフォンかアイパッドかパソコンを開いてそれぞれの時間を過ごしている感じです。

予定や連絡も毎日メールされてくるので、チェックしていないと取り残されます。同じ稽古場で朝から晩まで一緒にリハーサルをしているのに、翌朝の出発時間や当番の割り当てを確認するために、各自がホテルの部屋でメールをチェックしている(またはアイフォンで)というのも、考えようによっては不思議。

今のところ台本は紙に印刷していますが、そのうち電子化するでしょうし、もう既にそうなっているケースもあるでしょうね。たぶん。

ただし、こういったサイバー化現象は何もアメリカだけでなく、日本も、その他の世界も同じです。したがって10年前とは随分違うなとは思いますが、この18日間、特に違和感もなく生活していました。
そして今日、ちょっとしたきっかけで、「ああ、変化したんだな」と改めて実感。そう思わせたのはテレビです。

今日、休日の夕方、外で食事を終えてホテルに戻ると、ルームメイトが突然言いました。
「そう言えば、一度もテレビを観てないよね」と。
部屋には、LGの液晶テレビがありますが、そもそもテレビがあること自体忘れていました。そこで、私たちはどこかにほっぽらかしていたテレビのリモコンを探し、18日目にしてようやくスイッチを入れました。5分くらい、スリラー系の番組をキャーキャー騒ぎながら一緒に観ました。が・・・・すぐに飽きた。

私はパソコンに戻り、彼女は彼女で、チャンネルをいじり始めた。
で、何を観始めたかと言えば、サウスパーク(昔からある人気アニメ番組)。彼女は30分くらい熱心にサウスパークをみて、再びアイパッドの生活に戻りました。

私自身は、テレビのない生活を始めて7年くらいになりますが、彼女もほとんどテレビは観ないそうです。でも、サウスパークは観る。私も、彼女も。
みんながサーバー化していることよりも、ベッドの上で、騒ぎながらサウスパークを観ている彼女の姿が、なぜかとても新鮮でした。

そう考えてみると、私たちはネットのヘビーユーザーでありながら、サウスパークだったら観るのだし、ネットを使っていない時には本も読むし、意外とラジオを聴いていたりする。(移動中のヴァンの中で、ラジオをみんなで熱心に聴いたりはするのです!)

10年前の学生は、漠然とネットをやっていなかった分、漠然とテレビを観ていました。そして、今も昔も、学生は面白い本なら読むし、面白いテレビなら観るし、面白いラジオなら聴くし、もちろん面白そうな芝居ならわざわざ観に行く。そういう部分は、変わらないのかなと思いますね。むしろ娯楽の形式が多様化した分、今の学生のほうが、テレビ以外の娯楽にもストレートに興味を示している印象さえあります。
(18や19歳の若者が、休日の朝のホテルのカフェや、休憩時間の芝生の上で、熱心に紙の本を読んでいたりするわけですから。笑)

そして、次の時代に、人々が「何を漠然とやるのか(何のヘビーユーザーになるのか)」そして、ネットの中から、どんな面白みが生き残っていくのか、想像もつかないですが楽しみです。ソーシャルネットワーキングでさえ、もう既にかげりがでてきているみたいだし・・・。

ということで、ブログ(ネット)をやっていたら、深夜になってしまいました。
明日も早いので、もう寝ます。
なんだか、まとまりのない話でごめんなさい。

ではまた来週。ごきげんよう。

安希

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