180.A Moment to think (キエフ) ウクライナで迎える年の瀬。2011年の最後に想うこと。

皆さま、こんばんは。

安希@ウクライナの首都キエフから、今年最後の安希レポです。
とは言っても、取材先にいるわけだし、年が変わるからといってどうということもなく、淡々と仕事をしています。

ただ、2011年が終わる前に、少し時間をとって今年の出来事について考えておくことにしました。
今年の出来事というのは、東日本大震災と原発事故のことです。

東ヨーロッパに来て、厳冬の海を見るたびに、津波の犠牲者のことが心のどこかに引っかかってきます。
粉雪が降るたびに、仮設住宅で年の瀬を迎えている被災者のことが引っかかってきます。
暖房器具、炬燵は足りているんだろうか、と。

それから、

被災現場で人命救助にあたった自衛隊。
救援活動をした消防、医療関係者、自治体の職員。
復旧、復興活動にかけつけたNGO、ボランティア、たくさんの一般市民。
海外からのボランティア、日本に滞在している外国人、留学生ボランティアの存在。
多くの資金提供者、物資を運んだ人々。
現場で報道を続けたメディア関係者、とくに東北のメディア媒体。
風評被害や不当な偏見に苦しめられた人々。
そして、現地に入らなくとも、それぞれの持ち場で社会と経済を動かし続けた納税者(復興には莫大な資金がかかります)。

大変な一年でしたが、この災害が日本ではなく、他の国で起きていたら、状況はより厳しいものとなっていただろうと思います。

現在滞在しているキエフは、86年に原発事故を起こしたチェルノブイリから約130キロの距離にあります。
原発、それから日本のエネルギー政策に対しては明快な考えを持っていますが、今日はその議論はやめておきます。
その代わりに、事故直後から危険な作業にあたってきた人々、作業員(多くが名もなき人たち)のことを考えいます。
少しの時間をとって、今夜はその人たちについて想うことにします。

明日(30日)から、北部の農村に入ります。
原発の影響を少なからず受けたと思われる地域ですが、目的は原発とは関係なくて、新年を民家で迎えるため。
それだけです。
いや、それだけじゃなくて、ウォッカを飲んで現地の人と騒ぐため?です。(笑)

それでは皆さま、よいお年をお迎えください。

安希

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1件のコメント

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    大槌で仮説を回った中学講師の高橋です。覚えてないと思いますが、、、。朝日新聞で貴方のことを知り、インパラを読みました。面白かったです。次はBEを読むつもりです。気をつけて旅を続けてください。GOOD LUCK

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