昨日の原稿の締め切りに間に合わせることは可能なのか?

皆さま、こんばんは。
安希@香港大学大学院の学生寮から。
本日をもちまして、大学院の前期日程が終了しました。(まだ、法律のクラスの家持ち帰り期末試験4000字分が残っているので、今夜は酒が飲めないのですが・・)

最後の授業を終えて帰宅し、今日は久しぶりに早く寝ようと思っていたところ、新聞社のデスクから夕方5時に送られてきていたメールに、6時に気づきまして、中を読むと、「今週末掲載予定の原稿が・・・」って書いてありました。相手の言い分によると、前回の執筆ローテが終わった時に、次は11月末から12月初めごろに・・と書いたので、てっきり掲載日と締め切りを連絡したものと思い込んでいた、と。

ここまで読んで、心臓がバックンバックンしてきまして・・・
要するに、今週末掲載ってことは、締め切りは掲載前週の火曜日だから、今日が水曜日ということは・・・は・・・・・

「締め切りは、・・・昨日や」

相手も「掲載日と締め切りを伝えていなくて申し訳ない」と謝っていて落ち度を認めているのだけれど、いや、そういうことじゃなくて、私がショックなのは、「これまで7年間ライター業してきて、一回も締め切り落としたことなかったのに(単行本の書き下ろしは例外)、ついに、こんな形で、締め切りを落としてしまった」ということ。悔しすぎる・・・。

そもそもこのコラムは、過去7年間ローテーションで書いてきたんですけれど、締め切りの3か月前ぐらいには、だいたいの「ローテ表」が送られてきて、誰がいつの掲載で、締め切りはいつか、というのが明記されていました。ただ、新聞は選挙があったりするとローテ通りいかないこともあるので、締め切りの5日ぐらい前にリマインダーが来てたんです。ところがこの秋から担当者が変わり、ローテ表も来なくなったし、リマインダーもなくなり、今回の事故が起きてしまいました。

昔、週刊誌の原稿で、「締め切りまであと4時間なんですが、なんとかできませんか?!」っていう仕事の依頼は受けたことあるんですけど、いくらなんでも「原稿お願いしたつもりでした。締め切りは昨日です」っていう依頼(というか連絡)は、初めてですね。笑。 いや、面白くないですね、全然。

メールを読み終え、寮の机の引き出し、そっと開けてみました。タイムマシン、見つかりませんでした。

そっと引き出しを閉じてから、とりあえず、お返事を書くことにしました。

○○様

お世話になっております。

と書いたところで、指が止まった。

どこをどう解釈すると、お世話になっております、なのだろうと。お世話になりそびれたせいで、私は原稿の締め切りを落とすハメになったんじゃないのか。というか、私が落としたというよりは、落とされた、あるいは落ちてから連絡がきた、っていう方が表現としては正しいんじゃないかと思うわけですし、そもそも、今回のケースが「締め切り」という概念に該当しているのかどうかさえ怪しい。「昨日」っていう締め切りの設定は、果たして、ありなのか?そこに「守る」という概念を当てはめることは可能なのか?タイムマシンは存在するのか?ドローンは、タケコプターから着想を得たのか?

胸の中をいろんな思いが駆け巡りました。

そして「お世話になっております」という一文を消し、代わりにこう書きました。

「今から、書きます」

相手は新聞社で、掲載日は日曜日です。そして今はまだ水曜日の夜。今夜中に提出すれば、実はまだ間に合うんじゃないのかと思いましたし、間に合わせるのが担当者の仕事だろう!と。

そして6時半にメールを送信して、すぐに食堂に直行。(寮の食堂は18時半から1時間しか開いていないので、急いでご飯に行きました)

食堂で食事を取っていると、担当者からメールが来て、すぐ書けるなら、それが一番助かる、と。ということで、食堂から部屋に戻り、2時間後には無事原稿を送信。「昨日締め切りの原稿」に間に合いました!

したがって、「昨日の原稿の締め切りに間に合わせるのは可能なのか?」という問いには、「はい」とお答えしておきます。運が良かったです。これ、昨日だったら、夜の授業に出ていて無理だっただろうし、明日は「冬休み初日」を記念してクラスメートと飲みに出ていてメールにさえ気づかなかっただろうし、明後日だったら二日酔いで倒れていて原稿どころではなかっただろうし。今夜で良かった。

それにしても、締め切り「昨日」っていうお知らせは、もうやめてほしいです。いくらなんでも、次はもう間に合わせられないと思うから。それから、一般的には「原稿の催促をするしっかり者の編集者と、締め切りを破るだらしない作家」という構図が信じられていますけど、私が知る限りでは、そんなことないです。だらしない編集者、いっぱいいます。(笑)編集者もピンキリです。

ではまた、ごきげんよう。

安希

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1件のコメント

  1. 「可及的速やかに」を通り越して「遡及・して・速やかに」という事でしょうか。
    「入稿が間に合った」ということはセーフ。お疲れさまでした。
    一応、ダメもとで引き出しを開けて確認してみたのが功を奏して「D効果」が生れたのではないかとわれます。恐るべしネコ型ロボットD!

    ※ちなみにDmonは、富山県出身、藤子・F・不二雄氏が生み出した作品です。合掌。

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