メデイアもエスタブリッシュメントも、そろそろ気づこうよ。っていう意味だったんでしょうね。

皆さま、こんばんは。
安希@金曜日の夜の大学院寮から。

溜まった課題をやるのが週末。土日は、撮影や取材といった外回りの課題をやったり、ラボのパソコンが使えるうちに、画像や動画の編集作業をやらなけばいけないので、授業はないですが一番プレッシャーがかかります。金曜の夜くらいビール飲んで騒いで、パタン!っと寝たいですが、それが叶わないのが大学院生なんですね。(悲)

そんなことで、全然ブログがアップできてなくて、すみません。忙しい合間に、ふと覚える「自分、なんでこんなところにいるんだろう・・・何やってんだろう?」的な焦り、やっとありついた食事を一人で食べている時に襲ってくる何とも言えない孤独感、特に金曜日は「報道と執筆」の授業があるので落ち込みます。頑張らなくてはと思ってるのだけど、先生の求めるものが全然書けなくて、本当に哀しくなります。先生に文句を言う気力も、何かを提言する気力も、もう全然なくて、ただ真面目に取り組まなくてはと思うのだけど、気持ちも能力もついていかない。苦しいです。

そんな毎日なので、ブログが全く更新できないのですが(言い訳だけはしっかり書かせてもらいましたけど。笑)、今夜はアメリカの大統領選挙を受けて、一言だけ。

今年は、ブレグジットにトランプに、と、多くのメディア、またリベラルやエスタブリッシュメントと言われる人たちの予想を覆す現象が続いています。ブレグジットが起きた時は、政治的というより経済的な観点から、「えっ、いいの?」と、さすがに驚きましたが、今回のトランプの勝利には驚きませんでした。トランプ、勝つんじゃないかなって思ってました。

もっと言うと、今夏の都知事選で自民、民進の擁立候補が敗れたときも、驚きではなかったです。政党も、メディアも、「自分たちの世界」しか見えていないんだな、という印象を強くしました。そういう傾向はずっとあったと思うのですが、ここへきて分かりやすい結果に結びつくようになってきたのだと思います。トランプが選挙期間中に行った差別を扇動するような過激な言動は、これはもう論外ですが、ただ、メデイァを構成する「エスタブリッシュメント」がこれまでにやってきたことも、本当は見逃すべきではない差別だったと思います。トランプ支持者に代表される層の人たちを、見下しや黙殺という形で差別してきていたんだ、と。

ものを書く中で、私自身、窮屈だな・・・と思ってきたこと、実はたくさんありました。「これって逆差別になるんじゃないの?」と思ってきたこと、ポリティカルコレクトネスを過剰に求める言論界の閉鎖性のようなもの、自分たちの正義を疑おうとしない高慢さ・・・。そして少しでも失言をしようものなら、文脈いかんに関係なく、見境なく「人権」を盾に叩きのめそうとする偏狭さ。エスタブリシュメントがつくりあげた「メディア界」には、少なからずそういう傾向があるような気がしています。

それは、今学んでいる大学院のジャーナリズム学科でもずっと感じていることです。大手メディア出身の先生たちが、アジアのエリート大学に進学した未来のジャーナリストたちを前に語る言葉、視点が、私にはどうしても「偏っている」としか思えない。これまで、大統領選挙の話題も非常に多かったですが、すべての議論は「トランプ=人間のクズ」「トランプ支持者=バカな負け犬たち」という前提で進められていました。私は何人かのクラスメートに、こっそりと言ったことがあるんです「もしもクラスメートの中に、トランプを支持している子がいたら、こんな不公平な議論はないと思う。ジャーナリズムを学んでいるのに、こんなに偏った視点で議論してていいんだろうか」と。

ニューヨークやワシントンDC,カリフォルニアなど、メディアとエスタブリッシュメントが集まる大都市は、すべて「ヒラリー支持」でした。その狭い世界(大都市)で生きているジャーナリスト、エリートたちには、自分の周りのことしか見えていない。だから、自分たちが黙殺してきた人たち、差別してきていたかもしれない人たちの存在が、最後の最後にこういう選挙結果となって表れるまでわからなかったんだと思います。

特に今、私たちはデジタルメディアの時代を生きています。ネットというのは、言うなれば自分の好きな情報を能動的に得るためのメディアであって、自分が好まない情報に万遍なく触れていくような性質のものではありません。私たちのFBページに「イイね!」を押しているのは、いつも同じ人です。意識して殻を破っていかないと、同類で群れて盛り上がるだけになってしまいます。(保守派のアメリカ人の友人は、FBでトランプ大統領の誕生を喜んでましたよ。彼女、かつての職場の上司ですけど。)

私に大統領選の選挙権があったとして、トランプに投票した可能性は、いずれにせよゼロですが、それでも、今回の結果を受けて、少なくともトランプは、今まで黙殺されてきた人たちの言葉に耳を傾けていたという点において、メディアよりも一枚上手だったんだと認めることぐらいはしたいと思います。

誰かを批判する前に、自分たちはどうなんだ?という問いかけが、今、ジャーナリズムを学んでいる自分には、一番必要なのかもしれません。そんな気持ちを持ちつつも、なんでもいいから、まずは宿題を終わらせないと!!!

今夜は以上。

ではまた、ごきげんよう。

安希

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1件のコメント

  1. 選挙前から気になっていたんですよ。
    トランプには不利な情報ばかりなのに、支持率はヒラリーと五分五分の接戦。
    トランプがなぜ、そんなに支持されているのかわかりませんでした。
    サンダース支持層とトランプ支持層に共通して白人ブルーカラーが存在するというのが唯一、うなづける情報でした。
    が、マイノリティ全てを敵に回したら、マイノリティもマジョリティになる、トランプはメディアを喜ばせて退場だと思っていました。

    ただ、これはUSAだから容認できるので、日本には、そもそもPCが無さすぎるから、まずは日本ではPCをまっとうにやってほしいです。

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