南京虫とは何か?

皆さま、こんにちは。安希@大学院のスタディールームから、今日は南京虫についてレポートします。

旅人の宿命とも言える「南京虫」との戦い。過去には、イエメンで南京虫に全身を食い破られて、死を考えたこともありましたが、なんとか持ちこたえて、今日までレポートを続けて参りました。

過去の南京虫レポート(2007年)
南京虫という地獄!パート1
南京虫という地獄!パート2

そして一昨日と昨日、寮の自室で南京虫に再び襲われてしまいました。こんな香港のような大都会に、本当に南京虫なんているのか?と思う方もいらっしゃるでしょうが、香港は条件的には、南京虫が出やすい環境にあると思います。

南京虫というのは、旅行者や貨物が持ち込むものですから、人も物も出入りが激しく、人口が密集している香港で南京虫が発生することは、何ら驚きではありません。旅人の間で有名な南京虫大国といえば、もちろん、エチオピアがありますが、それについで言われるのが、エジプト(観光地)モロッコ(観光地)インド(観光地で人口密集)イエメン(交易都市)などです。旅行者や移民などにくっついて入ってきた南京虫が都市で大発生するといったこともよくあります。なので、先進国のホステルなどでは、バックパッカーの持ち込んだ寝袋の使用が禁止されています。(拾ってきた南京虫を撒き散らすから)

おばちゃんは、南京虫をすごく恐れているので、荷物のチェックもこまめにやるし、寝袋や衣服も、旅先で使ったものは、帰国後に必ず洗濯し、天日干しにすることで、これまで一度も日本の自宅で虫に遭遇することなく平和に暮らしてきました。

ところがです。あろうことか寮の自室で南京虫に出会ってしまいました。

予兆はあったと思いますが、積極的に手を打たなかった自分にも責任があります。

予兆1、入居した後、ときどき腕や足に赤い腫れがあった。ただ、森の隣という立地もあって、蚊が入ってくることもあったので、寝ている間に蚊に刺されたかな〜、程度に軽く見ていました。

予兆2、ある日部屋に戻ると、机の上に殺虫スプレーが置いてあった。きっとクリーニングのおばちゃんが忘れていったんだろうと思ったので、そのままにしていたのですが、もしかしたら「定期的にスプレーしておけ」という意味だったのかもしれません。

予兆3、街を散策していたら、こんなポスターが貼ってあって、足を止めた。

南京虫と仲間たち
南京虫と仲間たち

予兆4、約3週間くらい前に、古いカーペットの隅のあたりを虫が歩いているのを目撃した。ただ、南京虫とは歩くスピードが違う感じだったのでそのまま放置。ただし、カーペットの隅や、木製のベッドの縁あたりは、かなり年季が入っていて、ダニや南京虫が住むのに最適な環境であることは一目りょう然だった。

予兆5、2週間ほど前に、足首に数か所、赤い腫れを発見。その後3日ほど痒く、しこりもあったので、蚊の噛み跡ではないなと思った。ただし、腫れも小さかったので、最大で直径2センチほどのしこりができる南京虫にしては、ややおとなしいと思い、殺虫剤は蒔かなかった。ダニの可能性があったので、ベッドカバーなどの寝具を洗濯し、高温で乾燥機にかけた。

そして一昨日の朝方、足首と手首がやけに痒いので見てみると、何か所も噛まれているではないか〜〜!!!南京虫特有の、二点食い、三点食いもバッチリ痕が残っていて、かゆみ止めを塗っても全く効かない・・・。まちがいないです。南京虫です。ただ、しこりのサイズが1センチ弱なので、まだ成虫にはなっていないですね。多分、二週間前に子供だった南京虫を放置してしまったが故に、中学生ぐらいまで成長してしまったんでしょうね。やられました。

昨日は学校にいる間に、クリーニングのおばちゃんに殺虫剤を撒いておいてもらいましたが、それでも不安でよく眠れないので、今日は、カーペットの洗浄からマットの取り替えまで、全部やってもらっています。そして、ありとあらゆるものを洗濯し、乾燥機にかけました。ショックです・・・。しばらくはトラウマになりそうですが、それでも迅速な対応をしてくれた寮の方々には本当に感謝しています。寮も警戒してたんだと思います。通報したら、トップがすぐに折り返してくれましたし、カーペットの大洗浄もすぐ手配してくれましたから。

南京虫の2点食いと3点食い。
南京虫の2点食いと3点食い。

ちなみに、成虫に食われると、こんなどころではありません。以下、モロッコでやられた完璧な2点食い(成虫)の写真。

モロッコの成虫2点食い
モロッコの成虫2点食い

冒頭で紹介したイエメンの「南京虫地獄」は、モロッコレベルの食いあとが、全身に50か所以上でしたから、辛かったです。同じ部屋に滞在した別の旅人は、辛さのあまり、世界旅行を諦めて治療のために帰国されました。あの時が2年間の旅の中では一番苦しい時期でしたが、イエメンの後のエチオピア、我ながらよく行ったな・・・と思います。今だったら勇気出せないと思う。
でも、あの時に比べたら、今回なんてちょろいものさ、と思えるのだから、やはりバックパッカーを長くやってきたおかげで、私も少したくましくなれたのかもしれませんね。

ではまた、ごきげんよう。

安希

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1件のコメント

  1. 南京虫は、安希さんの著書で強く印象に残ったもののひとつでした。
    2点食い、3点食いの写真は痛々しく、こちらまで痒くなりそうです。
    そして、南京虫の写真もまた衝撃的で…。
    それにしても試練が続きますね。どうかご自愛なさってください。
    ゴヴェヤユハ、とても美味しそう!

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