140.島国の運命(台中) 寒~い台湾・・。ババシャツが恋しい南の島で、温暖化について考えました。

アジア・パシフィック医療改革フォーラム メール会員の皆様

新年明けましておめでとうございます。
安希@台湾の台中から、2010年の安希レポ開始です。
今年も、医療系のトピックからは完全に外れたまま、自由気ままに書いていこうと思います。
何卒、ご容赦下さいますよう、よろしくお願い申し上げます。

で、台中で何をしているかというと、屋台ご飯を食べまくってます!はっはっは~。
大学時代のルームメート(台湾出身)と10年ぶりに再会し、胃袋のテンションが上がりました。
基本的に、夜の屋台街をバイクでハシゴする以外、な~んにもしていないのですが、一つ驚いたのが「台湾の冬が思いのほか寒い」ということですね。

年末年始を寒~い東京で過ごしたおばちゃん。
(訳あって、ネットカフェ難民、駅前難民、マクドナルド難民初体験、そして友達のお家居候の旅BY夜行バス・・・という我が人生でもっとも冷え込み激しい年末年始でございました。はぁ。それでもこんなホームレスおばちゃんに、年の瀬にもかかわらず、そして新年早々にもかかわらず温かい救いの手を差し伸べてくれた友人たちに心より感謝したい2010年です。)
そして、台湾行きの航空券を心の拠り所に、時の流れをただじ~っと待った年越しの瞬間、そりゃあ、南国のそよ風を夢に見てしまいました。トロピカルフルーツも夢に見ました。年越しそばも食べませんでした。
そして、台湾へ行くにあたって、ババシャツ、モモヒキは日本へ置き残して参りました。

が、まさか・・・。
現在、フリースの上にダウンジャケットを着ております。Mont-bellの寝袋も大活躍です。腹巻きにもお世話になっています。
台湾人の友人曰く「寒波が来ているので、とにかく温かくして風邪を引かないように」と。
そして、屋台で新聞の記事に目をやると、どうやら韓国にも寒波が来ていて交通がマヒしているらしい。
そういえば、年末にはワシントンDCが寒波に見舞われて非常事態宣言を出していた。
そういえば、年末のヨーロッパも同じく凍ってしまって、ポーランドかどこかで29人凍死しましたなんて記事を新聞で見たような・・・。

つまり今、地球は寒くなっているの?かしら・・・。
考えるべきは地球温暖化ではなく、もしかして地球寒冷化?
COP15で懸案がまとまらなかったのは、妥当な結末だったのかしら?
なんていう皮肉な疑問が沸いてくるのは、寒さのせいです。

ですが、実際に台湾で頭に浮かんだことは、寒冷化ではなく、やはり地球温暖化問題とそれに伴う異常気象ですね。

■水没する前に・・・

そもそも、台湾の首都は台北ですが、現在は台中が建設ラッシュにあり、不動産価値が相当上がってきているらしいのです。
もともと台中は、それほど地価が高かった訳ではなく、友人が借りているアパートも5部屋ついて4万円くらいで借りられているとのことです。
うんうん、安くてうらやまし~。東京で4万だったら、4畳半風呂なしでも厳しいかも。
けれど、そんな現状も変わりつつあります。なぜなら、

「台北は地球温暖化による海面の上昇で、何年後かに水没する。だから、これから不動産に投資するなら台中。」なのだそうです。
専門家によって10年から20年で水没という予測があるらしいのですが、友人が言うには、
「10年以内には、水没とまではいかなくても、海面上昇と異常気象(台風など)の影響により、何らかの深刻な水害に見舞われるだろう。」と。
(ちなみに、台北の地価も、台中とはまた別の理由で上がってきているみたいです。つまり、中国と台湾の関係改善、規制緩和が近年進んできた影響で、中国からの不動産投資が活発化しているらしいです。)

地球温暖化での水没というと、モルディブなんかの南国の小さな島国が消えてしまうイメージをしていましたが、まさか台湾ほどの規模の島に、かなり現実的な危機感があるとは驚きました。
確かに、海面上昇で起きる災害は、水没だけではなく、沿岸部への深刻な水害があるわけですね。言われてみると・・確かにねぇ。
さらに島国と聞いて思い浮かぶのが・・・はい、わたくしの祖国、日本でございます。

私は、日本に生まれて日本に育ち、もちろん地球温暖化問題も長年知っていたわけですが、祖国が水没する姿を現実的に想像したことは、実は一度もありません。
けれど確かに、日本は島だし、島の周りは海岸線が続いていて、海面が上昇すれば国土は減ります。
そして日本の領海には小さな島々があります。大きなもので沖縄がありますが、例えば台湾が沈むなら、沖縄だって沈むんじゃないでしょうか?
それ以外の小さな島々(コンクリートで固めて領海を維持してがんばっている島々)も、さらにコンクリートで固めていかないと、水没し、日本の領海がどんどん小さくなっちゃうのではないでしょうか?
というようなことを、初めて真剣に考えました。

COP15を見る限り、世界は温暖化問題より何より、国益と産業発展重視のようですが、中国だって、自慢の経済エリア=沿岸部が、いつか甚大な水の被害を受けるかもしれませんね。
そして、台湾やマカオや香港への投資額の増大と、温室効果ガスによる島々の消滅とが平行して起こっていくかもしれませんね。と言うのは極端な話ですが、産業発展もやり方を失敗すると、発展した地域そのものを自然の復讐によって失いかねない・・・、そんな気がしました。

そう言えば、昨年訪れた南アフリカのケープタウンも、海面が上昇すると早期水没の危機にあるそうです。
あの美しく、歴史ある、発展した、そしてワールドカップに沸くアフリカの大都市も、案外あっさりと消えてしまうかも・・。
そして、暑くて熱くて、死にそうだったサハラ砂漠のスーダン、あの時の気温50度の灼熱の太陽が、あわせて脳裏に浮かびます。

温暖化が進み、あれ以上暑くなったらスーダンは人が住めない、まさに不毛の砂漠地帯になってしまうでしょう。
と、おばちゃんは思ったのですが、すると地元のスーダン人が、気温が上昇する世界へ皮肉をこめてこう言いました。
「今のうちにスーダンの土地を沢山買っておいたほうがいい。このまま気温が上昇していけば、そのうち限界が来て、地球は氷河期に突入するはずだ。そうしたら、日本なんて寒くて住めたもんじゃないよ。スーダンがちょうど良い気温になって、世界中の人がここへ集まってくる。その頃は地価も高騰しているはずだ。だから今、買っておけ!」と。
(スーダンの教科書には、実際にそんなことが書かれていました。氷河期が来て、スーダンは緑豊かな世界の楽園になる・・・と。確立は低いかもしれないけれど、絶対にないとは言えないです。)

これもまた極端な仮想ですが、最近世界を襲っている寒波は、氷河期の前兆?かもしれませんね。(笑)

以上、これと言ってトピックも無いですが、ちょっと寒い台湾から、温暖化について書いてみました。

ではまた、ごきげんよう。

安希

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