128.グッドモーニング・アフリカ(ヴィランクロ) 夜明け前の出発は当たり前。朝の早~いアフリカのバス事情を徹底解明!(泣)

一般読者向け

皆様、おはようございます。

モザンビークでキャンプ生活中の安希です。
キャンプ生活は、相部屋で寝るより快適でした!
土砂降りにもかかわらず、高性能のテントの屋根が雨風を完全ブロック!何も心配せず爆睡でした。

相部屋(いつも6~12人くらい)で寝ると、誰か必ず強烈なイビキをかく人がいたり、深夜に出入りする人がいて、何度も起きてしまううえに、夜中に咳が出るおばちゃんは、周りの人への迷惑もとても心配。
咳が出ないよう祈りつつ、深夜に咳き込むと寝袋で顔を覆ってこらえて…という苦しみ。
テントでの睡眠は、咳も自由に好きなだけゴンゴンできるし、気分爽快でした。

さて、睡眠の話から引っ張って、今回はアフリカの朝の早い乗り物事情についてレポートしたいと思います。
アフリカのバスは夜行バスが比較的少ない分、早朝出発するバスが多いです。
早朝と言って、ああ、夜が明けたら?と思ったら大間違い!アフリカの朝はむちゃくちゃ早いのです!すべては夜明け前です。

例えば、モザンビークの首都マプトから、第二の都市ベイラに向かうバスの出発時間は、朝4時です。
朝4時のバスに乗ろうと思うと、3時半には宿を出てタクシーに乗り、バス停へ向かうことになります。
3時半にタクシーを捕まえようと思うと、小心者のおばちゃんなんかは、2時50分には起き出して、真っ暗闇(相部屋なので電気は点けられない)の中で懐中電灯を片手に荷造りをします。
もちろん、4時は日の出前。まだ外も真っ暗なうちにバスは出発するのです。

さらに付け加えると、朝ごはんを食べるタイミングがとっても難しい。
そのまま昼もずっとバスに乗りっぱなしだったりすると、夕方宿についてテントを張ってから「今日初めてのご飯」に、ようやくありついたりします。お腹はいつも、ぺこぺこなのです。

早いと言えば、エチオピアが一位ですが、今回モザンビークがそれに迫る早朝スケジュールを組んでいるので、つい驚いてレポートしてしまいました。
そして、モザンビークはエチオピアほどは早くないけれど、バス停が遠かったり、変な場所にあったりするので、結局とても早く宿を出ないとバスに乗り遅れてしまいます。(泣)

そして、エチオピア・・・。
エチオピアで最初に乗ったバスの出発時刻を、前もって前日に調べに行ったおばちゃんはこう告げられました。
「明日の朝11時」
ここで
「ああ、な~んだ、11時か、余裕じゃん」
と思ったあなた、残念でした。乗り遅れます。

エチオピアにはエチオピアタイムという独自の時刻があって、常に6時間早いのです。
つまり、11時出発と言う事は、私たちの時計では朝5時の出発。
まだ真っ暗な朝霧に冷たい道路(ほとんど電気がない)に、懐中電灯を持って出かけ、バスを探します。
そして驚くことに、バスの中にはもう沢山の乗客がいて、ほとんど時間通りに出発するのです!アフリカってすごいでしょ?

さて、ある日エチオピアの山間の町から首都へ向けて車を探していたおばちゃんは、ミニバスの予約をすることになりました。
そして出発時間はというと、なんと9時!!!!!!と言う事は、私たちの時計で夜中の3時出発!!!ウソ~、ひえ~、やめて~、おばちゃんは寝てます~。
そんな時間に電気もない街でバス停を探すなんて無理!と思ったら、一応宿まで迎えに来てくれるらしく、「3時前に宿のドアを叩くから」と言われました。

しかしここからが問題でした。2時20分に目覚ましをかけて、すんなりバスに乗れると思ったら大間違い。
そこは電気の乏しいエチオピア。なっなんと…、わたくしの携帯電話(アラーム)のバッテリーが切れた。そして充電できない。そして部屋は蚊と南京虫のパラダイス…。そして真っ暗…。
ろうそくに火を灯し、ベッドの上に敷いたビニールシートの上で縮こまるおばちゃん…。

まず、時間が何時なのかが分からないので、ドアがノックされたらすぐに荷物を担いで出られるように、ビニールシート以外の荷物はすべてバッグへ詰めて、ジーパンをはいて待機。(パジャマを着替える暇はない)
そして、じ~っと待つ。待つ。待つ。
するとついにドアがノックされ、深夜のミニバスに無事乗ることが出来ました。アフリカの早朝は超早朝というか、深夜なのですね。まったく…。
笑い事ではありません。時間も分からず、アラームもなく、3時のバスに乗る緊張感。おばちゃんはただ、寝坊がしたいのです。

そして、エチオピアの首都に着いた日も、またまた停電。また~??
そして時間が分からないしアラームもないけど、次の日の朝には、南ア行きの飛行機に乗らなくてはいけないおばちゃん。
朝8時50分発のフライトと言う事は、6時頃には宿を出てタクシーを拾って空港へ向かわなくてはいけないはずでした。が、時間が分からない。
そして、ろうそくを灯した暗い部屋で、相変わらず南京虫に怯えるおばちゃんは、はっと気がついた。
そうだわ、パソコンのバッテリーに電気が少し残っていたはずだわ!!っと。

そこでパソコンを開けて時間を確認。そしてすぐ電源を切る(バッテリーをセーブするため)。そしてまた夜中にパソコンを開けて時間を確認。
そんなことを繰り返していると、なんと、深夜になって電気が戻ったのです!奇跡です!感涙にむせびながら、携帯電話を充電するおばちゃん。ウルウル。これで朝のフライトに間に合うわ~。

アフリカの旅は、携帯電話の充電と超早朝出発のバスを常に念頭に置いて行動しなければいけません。
テント生活も快適だけれど、例えば朝4時のバスに乗る日は、テントは諦めてベッドで眠る・・・といったスケジューリングが大切です。
だって、夜中の二時半に、真っ暗闇の中でテントを畳んだりしていたら、小さな留め金やロープを置き忘れそうなんだもの…。そもそも、時間が足りなくて乗り遅れます。
そして、コンセントの確保のために、ちょっと高くても部屋を取る勇気も必要だったり…。

最後に、昨日乗ったバスの出発時間は朝4時30分でした。宿からも数百メートルはあるし、真っ暗な中歩くのはいやだなあと思っていたら、別の解決方法がありました。
ずばり、バスの中で寝て待つ!
乗り遅れるのが嫌な人、朝歩くのが怖い人は、前日の夜からバスの中で待機してもオッケーです。
そこで、バス中泊をしたのですが、バスの中は極寒でした。なぜかは分からない。外の方が温かいと感じるくらい寒く、まるで眠れない。

そして、強烈な悪臭が漂っておりまして、おばちゃんはマスクに香水を浸して顔を覆って寝ましたが、臭かった~。
小汚いおばあさんや幼児も中に泊まっていたし、ウンチでももれてたのかな~。
さらに、あまりの寒さで頻尿になるけれど、トイレはなく、場所が街中なので草陰もない。もう、道路の上で、え~いぃ!とやるしかないですね。
まあ、他の乗客も、困りつつも、最後は道端にしゃがんで、おしっこしてました。
バスに乗るのも楽ではないです。

以上、アフリカの交通情報、および電気情報でした。
朝5時の始発電車をご利用中の日本の皆様、間違っても「早朝の電車」などと言ってはいけませんよ。(笑)

それではまた、ごきげんよう!

安希

P.S モザンビークは独立前までポルトガル領でした。おかげで南部アフリカの中では、交通網と通信関係がかなりめちゃくちゃ。イギリス領のような洗練された感じがなくて、面倒も多いけど愛嬌があります。
ところで、そんなモザンビークではポルトガル語を話すわけですが、スペイン語と少し似ているので、いくつか試してみました。
例えば、牛。昼食にいつも立ち寄る屋台のおばちゃんは、なべのふたを開けてこう聞いてくれます?「バカ?(牛)」と。
「はい、バカ(牛肉のシチュー)でお願いします。」
ついでにエチオピアのアムハラ語でもしょっちゅう聞かれました。「あなたバカ?バカ?」と。
「はい、私はバカです。」
バカ=十分です(お腹いっぱいです。もう十分頂きましたという意味。) 
沢山の料理をお腹いっぱい食べさせてくれる心優しきエチオピア。
それにしてもおばちゃんは「I am バカ!!」と何度さ叫んだことでしょう・・・。まぁ、異論はないですが・・・。

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