連載『世界のおもてなし』第6回:ロヒンギャ難民のインスタントコーヒー

皆さま、こんにちは。安希です。

長らくブログの更新ができていなくてごめんなさい。11月は2週間ほどミャンマーに行っていまして、先週帰国しました。そうです、アウンサンスーチー率いるNLDが圧勝した総選挙、歴史的瞬間に立ち会ってきました。いや〜面白かったです。でも選挙より面白かったのは、やはりテインセイン政権発足後に起きた一連の民主化への動きによって変化したヤンゴンの街ですね。9年前に訪れた時とは、ガラリと様相を変えた国の姿がありました。とくに言論の自由化と、やはり経済制裁が解かれたことによる金融、投資、発展速度の変化でしょうかね。

とまあ、書きたいことは山ほどあるのですが、ミャンマー総選挙の話は置いておいて、今日は『世界のおもてなし』第6回のお知らせです。この記事は9月には掲載になっていたんですけれど、お知らせをしていなかったものです。なぜなら、ロヒンギャ難民問題というのは、ミャンマーにとって(特に今回、NLDと選挙戦を競った軍にとって)、とてもセンシティブな問題でして、あまり騒ぐと、入国できないかも?という不安があったので声を潜めておりました。でも、実際に選挙前のミャンマーに行ってみたら、驚くほどあっさりと入国できました。政治や民族の話も普通にできたし、本当変わりましたよね。

ということで、前置きが長くなりましたが、安心して「記事掲載のお知らせ」です。

ロヒンギャ族のインスタントコーヒー
http://www.uniadex.co.jp/nextalk/column/omt150908.html

バングラデシュの難民キャンプでお話しを伺った長老(元地方議員の方)は、11月8日の運命の総選挙を大変心待ちにされていました。アウンサンスーチー側の「ロヒンギャ族に関する言及が少ないこと」が海外メディアや人権団体から追求を受けていた頃で、そのことについて訊ねると、「そっとしておいて欲しい」とのことでした。「まずは彼女が勝たなければ意味がない。アウンサンスーチーは選挙に勝つ為に、あえてロヒンギャについて言及しないという戦略をとっているはずだから。(他の民族の票を確実に抑えるために、ロヒンギャ問題で刺激しないという戦略)」と。

この長老の言葉を背景にして、今回の選挙直前に発表されたアウンサンスーチーの「少数民族への言及」を聞いていると、慎重さというか、選挙戦を戦い抜く上での彼女のバランス感覚の良さみたいなものが、選び抜かれた言葉の細部からひしひしと伝わってくるように個人的には思えました。
(ただし、ロヒンギャ族の問題は、現地のイスラムコミュニティーの中でもちょっと特殊な状況にあるので、政治的な変化だけでは解決しきれない問題だと思います。すんごく難しい・・・。)

ともかく、すべてはこれからですね。まだまだ先は長いですからね。ロヒンギャ問題も含めて、ミャンマー情勢を見守っていきたいと思います。

ではまた、ごきげんよー。

安希

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