122.マスク売りに助け舟を(カイロ) 猛暑の北アフリカで発熱したらしいおばちゃん。インフルエンザ?ではなさそうだけど、マスクを着けて街を観察すると…。

アジアパシフィック医療改革フォーラム、メール会員の皆様

皆様、ご無沙汰しております。
安希@エジプトのカイロからのレポートです。
今回は数ヶ月の短い旅のつもりで、アフリカ北部と南部を歩きますが、再び医療からはちょっとハズレ気味のトピックで書いていこうと思います。
どうぞよろしく。

さて、香港、タイ(バンコク)を経由して、ヨルダンへ入り、アカバ湾からフェリーでエジプトへやってきて4日が経過しました。
今日はツタンカーメンの黄金のマスクをババ~ン!っと見に行ってきました!
っと元気に言いたいところですが、実はあまり元気なく、ひ~ひ~言いながら見に行ってきました。
何を隠そう、カイロへ着いた翌日に早速風邪を引いたのです。日本にいた一年間で風邪を引いたのは半日だけだったのに、、、ショックです。
したがって再出発は、ノドの痛みと発熱で祝いました。めでたしめでたし。

原因は、乾燥と気温の変化(めちゃくちゃ暑い!)と、バスの前の席3列に乗っていたお兄さんたちが4時間ず~っとタバコを吸っていたことと、長時間移動中(24時間くらい)ごはんを食べられなかったことですね(久々の空腹でした…旅です。旅。)
熱が出ていると思うのですが、気温が高いので、どこまでが自分の熱で、どこまでが外の気温なのかが分からない。
とにかく水を飲み、アイスクリームを食べて、汗をかき、2日寝て、ようやく回復して来ました。う~ん、暑い。熱い。

さて、風邪を引いて体がふらふらすると言っても、カイロに来た以上、やるべきこともどんどん片付けていかなければいけません。
そこで、マスクをつけて地下鉄に乗り、まずは日本大使館へレターの申請に行きました。
翌朝、日本大使館でレターを受け取り、それを持って、次はスーダン大使館へ直行。
ちゃんとブラウスを着て、口紅をつけて、職業は「メディカル・リサーチャー」勤務先は「Asia Pacific Medical Innovations」にして、ややブリティッシュ訛りの英語を話しながら、賢いキャリアウーマンの振りをしていきました。
従って、医療改革フォーラムは、大使館の書類の中では法人化されました。めでたしめでたし。
というのも、スーダンビザはおりにくいことで有名なので、ただのバカパッカーで~す、ではビザは簡単には取れないのです。

もちろん、私はただウソをつきたくてこんなことをしている訳ではありません。
実際、今回のスーダン行きは、スーダンで活動している医療NGOのスタッフの方にお会いする約束を一応していて、できればスーダンの医療や衛生状況を現地レポートするつもりで来ています。
医師を含む3名のスタッフと2年前にタンザニアの島でたまたま出会い、名刺をいただいていたのです。
現在連絡を取っているスタッフの方は6月19から26頃、スーダンに入られるそうなので、できればそれに合わせて行きたい。。。と。

そんなわけでおばちゃんは、とても深刻な面持ちで大使館の職員に言いました。
「医療チームのスタッフは19日にスーダンに来ます。ですから、急を要する事態なのです。早急にビザ発行をしていただきたい。19日、間に合いますでしょうか」と。
すると、スーダンの職員も超真顔になり、
「心配いらない。すぐにビザを出そう!」と、言って下さって、現在メディカル・リサーチャーのおばちゃんは、あっさりとビザ取得に成功したのでした。あらまあ。
宿にいるスーダン人をはじめ、周りの皆さんも「スーダンビザは難しい。裏から根回ししようか?コネを探そう。」と、心配してくれていたのに、すぐビザが取れたのでびっくりしていましたよ。
こうなったら、メディカル・リサーチング、やらなくてはいけませんなぁ。

さて、その手始めと言っては何ですが、エジプトの地下鉄の中で、メディカル・リサーチングをしてみました。
私は風邪を引いているし、ホコリと臭いに弱いのでマスクをするのは普通ですが、よく見ると、周りの人たち(イスラムなので女性専用車両)の人も何人か工事現場用のマスクをしている。
そして他の人たちも、ティッシュペーパーで苦しそうに口や鼻を押さえているのです。なんですの?これは。
そこで宿に帰って話しをしていると、どうやら豚インフルエンザ対策をしているらしいことが分かりました。
エジプトでも感染者が20人くらい出たらしい。
ということは、もっ、もしかして、発熱している私って、豚インフルエンザ?の疑いもなくはないですが、まあ、気管支の弱い私のいつもの症状(乾燥と煙に弱い)だし、下痢もないし、アイスクリーム食べたら治ったし、違うでしょう。

ところで、豚インフルエンザの恩恵を受けているのが、マスク製造会社ですね。
それから、列車の中の物売りも、今、マスクが旬です。売れてます。
特に、私が日本のでっか~いマスクをして乗り込んでいくと、それを見た他の乗客が、つられてマスクを買う!

マスク売りは、貧しそうな少年や、幼児を抱えた母親(生活苦)、障害者や老人もいます。マスク、売れるといいですね。収益と予防の両方のために。。。
そこで発熱中のメディカルリサーチングおばちゃんは、咳をしてみることにしました。
「コホコホッ」

すると、怪訝そうな顔をしたお姉さんが、すかさずマスクを買った!おお~。
では、もうちょっと、「コホコホ、ケホッ!」
すると、隣の娘とお母さんもまとめ買いした!おお~。
わたくしも、悪よのぉ。。。

というわけで、豚インフルエンザの影響は、カイロにも来ていますが、日本のような大騒ぎにはなっていません。
マスク売りの生活を少し楽にしている程度だと思います。

さて、明後日には、スーダンへ向かってエジプトを南下し始めます。
ナイル川を下るスーダン行きの船は週に一便(月曜日だけ)しかなく、しかも次の便はもう満席らしいです。
う~ん、メディカルリサーチングおばちゃんは、困りました。が、「こんなことではメディカルリサーチングが出来ません!」と騒いでみたら、2等室に詰め込んであげられるかもしれない、と言われました。
ああ、いやだな~、疲れるな~、夜行列車、雑魚寝船、その後も、何十時間もバスやらなんやらが続きます。
ということで、26日にNGOの方がスーダンを去るまでに、どうにかこうにか首都ハルツームまでたどり着きたいと思います。
世界一暑い場所を、一年で一番暑い時期に南下していく(気温51度)、発熱メディカルリサーチングおばちゃんの旅は、これからが本番。

それではまた、ごきげんよう。

安希

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1件のコメント

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    なになに、体調崩してるのお?もしやブログ更新してくれてるかなって思ってみてみたら。。。
    もう回復に向かっているといいけれど。
    またお土産話がいっぱい聞けそうでたのしみだわ。体無理しないようにね。

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