アフリカ第3の高峰『ルウェンゾリ』で山登り②

皆さん、こんにちは。
山登りの続編です。

まずキレンベという村を出発して、初日と二日目の途中までは、ジャングルの中を登っていきます。私はトレッキングシューズ(旅の間ずっと履いている靴)で登りました。さすが赤道直下のアフリカの山だけあって、自然の豊かさはピカイチ!緑と水に恵まれ、虫も動物もたくさんいます。チンパンジーの声が聞こえてきたり、カメレオンに出くわしたり、その代わり、凶暴なアリもいるので、足元に気をつけてないと噛まれたりします。

ジャングルトレック
ジャングルトレック

二日目以降は、長靴に履き替えて、湿地、沼地、小川、泥の中をぐんぐん進んでいきます。低地のジャングルとはまた一味違う植物が出てきて、植物を見るのが楽しくて仕方ないという感じでした。綺麗な景色というより、「面白植物の宝庫を行く旅」という感じ。

長靴に履き替えて・・
長靴に履き替えて・・
ヘッダゾーン
ヘッダゾーン

三日目はさらに不思議な湿地帯を抜けていきます。近年山火事があったらしく、木々が燃えてしまっているんですが、そこに霧がかかるとすごく幻想的で・・・。ヒマラヤで山に行った時は、乾燥しているせいか、目に映る景色にそれほど変化がなかったんですよね。でもルウェンゾリは、少し進むごとに全然違う植物が出てくるので、それが面白すぎて、いちいち足を止めて写真を撮りたくなる。カメラ担いで来て本当に良かったと思わせてくれる山でした。

四日目には、標高4450メートルのバムワンジャラ峠を越えて、そこから一度1000メートル近く下り、さらに奥にそびえる高峰目指して登っていきました。ルウェンゾリの面白さは、豊富な雨量と、豊かな水量に支えられた植物ということになりますが、その反面、やっぱり天気は悪いんですよね。土砂降りもしょっちゅうだし、昼間は基本的にずっと霧がかかっている状態なんです。だから、4450メートルの峠に着いた四日目に、いきなり晴天に恵まれて、前方の高峰が全て見えたというのは、かなりラッキーだったみたいです!(帰りはガスってて全然見えなかったけど、それが普通らしい)

標高4450メートルのバムワンジャラ峠からの眺め
標高4450メートルのバムワンジャラ峠からの眺め
高山植物の宝庫
高山植物の宝庫

さて、五日目に最後のキャンプ4600メートルまで高度を上げたら、いよいよ明日はアタックです。ガイドさんから、ベルトとヘルメットのつけ方、ピッケルの握り方を教えてもらい、翌朝に備えて就寝。なかなか晴れないと言われる山頂付近には、やっぱり雲がかかってしまっていて、う〜ん、これは寒くて暗い(夜明け前から登るので・・)登山になるな・・と。やっぱりちょっと不安でしたね。

そして翌朝、ヘッドライトの灯りを頼りに岩肌を登り始めたおばちゃん。ここで一番困ったのが、靴ですね。レンタルしてきた靴が、思っていたより大きくて、右足(左より7ミリ小さいのでサイズが合わない)が、もげてくるんですよ。ただでさえ足場が悪いっていうのにさぁ。(笑)「あっ、もげてるもげてる」って、何度靴紐を結び直したか分かりません。ほんとガイドさんにとっても迷惑な客だったと思います。ごめんね〜、でも、やっぱりもげてくるのよぉ。ただ、氷河に差し掛かると、今度はアイゼンを付けるので、そうすると割と足が締め付けられて、靴がもげてこなくなったんです!あ〜助かった〜って思いました。
しかも、一つ目の氷河を越えたあたりで、日の出が近づいてきて、一面がピンク色の朝もやに包まれ、さらに登っていくと、眼下に広がる雲の隙間から朝日が昇ってきて〜、うわ〜、ふわ〜、うわ〜〜〜〜。かんどぉ〜〜〜〜。ここで思わずカメラを取り出し、撮影。

ピンク色の朝もや
ピンク色の朝もや

景色に感動して写真をバシバシ撮っていたら、ガイドさんが撮影を手伝ってくれることになりました。そこで、リコーのデジカメをガイドさんに渡して、おばちゃんが登っている風景なんかも、適当に撮ってもらえることになったんです。(普段一人旅なのもあって、自分が写ってる写真というのが全然ないので、ちょっと嬉しかったです。^^) おばちゃんはおばちゃんで、ミラーレス一眼を取り出してさらなる風景撮影、と言いたいところですが、最後の氷河を登ってる時は、もうそんな余裕はなくて、レンズカメラを構えることができたのは、山頂に着いたあとでした。あの危険な状況下で写真を撮っておいてくれたガイドさんには、本当に感謝ですね。

氷河を下っているところ(登りはもう少し晴れてました)
氷河を下っているところ(登りはもう少し晴れてました)
山頂まであと少し・・。
山頂まであと少し・・。

そして、ついに登頂!安全に導いてくれた二人のガイドさんに心から感謝。山の反対側には、コンゴの山々が見えました。天気も完璧で、「君は本当に運がいい!」と、ガイドさんにも褒めてもらいました。(まあ、私のおかげではないんだけどね。笑)

山頂から見える氷河
山頂から見える氷河
標高5109メートル登頂!
標高5109メートル登頂!

他にもたくさん写真を撮ったんですけど、ここに全部は上げられないので、またアルバムか何かを作ってご紹介しますね。しばしお待ちを〜〜。

またまた楽しすぎた今回の山登り。仕事で海外に行く以外にも、こうして純粋な楽しみとしてできるアクティビティー(趣味っていうか)が見つかって、ちょっと人生が豊かになった気がします。さて、次はどの山に登ろうかしら?(笑)

ではまた、ごきげんよう。

安希

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4件のコメント

  1. 安希さんおかえりなさい。
    いつもながら、とても空気感のある素敵な写真ですねー。
    また、登頂時の2人の表情がとても魅力的でした。
    美しい写真の数々ありがとうございます。

  2. この投稿に関してのコメントではないこと
    あらかじめご了承ください
    今日中村さんの「食べる。」という本を読みました。あの本を読み僕も大学に入ったらベトナムに行きたいと思わされました。僕は一人旅が好きなのでいつか出会えることを心待ちにしています。

  3. 安希さん
    初めまして!ルウェンゾリへの登山情報を探して安希さんのブログを拝見いたしました。著作された本も、お仕事の内容も大変興味深く、ご本を拝読しようと思っております。さて、ルウェンゾリの件でアドバイスいただきたいのですが、登山はお一人での参加でしたか?また、おひとりだった場合、特に現地で(登山以外に)不安や危険なシチュエーションなどはありませんでしたでしょうか?また、登山は初心者とのことですが(全くそのようにはお見受けできません!)、氷河のトラバース部分や岩稜地帯のクライミング等、技術的に問題ありませんでしたでしょうか?年末のツアーでチャレンジしたいと思っているのですが、最少催行人数に達せずに催行されない可能性があり、個人で行くことも検討しており、アドバイスいただけましたら幸いです。どうぞよろしくお願いいたします。

    1. コメントありがとうございます。
      只今旅の途中でして、コメントに気づくのが遅れてしまいました。ごめんなさい。

      ルウェンゾリ、とってもオススメの山です!ぜひ行ってみて欲しいです。
      (PCでのネットの接続時間が限られているので、とりあえず、超簡潔にお返事します)

      1、はい、参加は1人でした。ガイドが2人とポーターさんが10人くらいつくので、ものものしいですが、1人でもリーズナブルな値段でやってくれます。現地でうまく出会いがあれば、他の方と一緒に参加されるのも良いかと思います。特に夕飯のときなどは、他の参加者がいた方が楽しいだろうな〜って思いました。(やや孤独でした)

      2、登山以外に不安なことはなかったです。登山も安心して行っていただいて良いと思います。英語ができないと少し不安かもしれませんが・・・。起点となる村の周辺など含めて、私の実感では「かなり」安全な部類に入ると思いました。

      3、私は、登山はほぼ初心者です。本格的に登ったのは、ルウェンゾリが2回目でした。アイゼンもピッケル?も、初めてでした。ヘルメットなども全部貸してもらいましたし。ガイドさん2人が、上下からロープで引っ張ってくれるので、安全に登ることができました。ただ、自分で言うのも何ですが、私の基礎的な運動能力は高い方(筋力と体力は人並み以下ですが、運動神経がいいので、体の弱さをカバーできる。)だと思います。特別な技術はいりませんが、自分の体の使い方がわかっていること、ガイドさんのアドバイスを聞いて、きちんとそれを実行できる運動神経は必要かなと思いました。クライミングとか、一度もやったことないです。トラバースって何ですか? (まだ登山用語がよくわからないのです・・^^;)

      4、私が利用した現地ツアー会社の情報ですが、たぶん、日本の自宅にパンフレットがあると思うんですね。それで、11月末(帰国予定)まで待っていただければ、詳しい行き方、申し込み方、その他諸々、アドバイスできるかと思います。

      今は旅の途中で、何も手元にないので・・・。
      ちなみに、ルウェンゾリのツアー申し込みは、現地についてから申し込めばオッケー。最短で、翌々日から登れるはずです。だから、年末のツアーが催行されるかどうか確認してからでも、全然遅くないです。

      細かいやり取りが必要でしたら、Facebookからメッセーンジャーしてもらえれば、できる限りお答えします。
      https://www.facebook.com/aki.nakamura.357

      取り急ぎ!
      安希

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