投票率52.6%。ツマラナイ日本の政治。

皆さま、こんばんは。

投票率が最低記録を更新し、52.6%だったそうですね。有権者の半数以上の人が投票に行ったなんて、ある意味頑張ったほうなんじゃないでしょうか?選挙前にはあえて書かなかったことがいっぱいあるんですけど、選挙に行かない人の方が実はマトモなんじゃないかと。日本の政治、ツマラナさ過ぎますよ。ほんと。こんな状況で真面目に投票に行ってるほうが、頭どうかしてる。有権者の半分以上も、何が面白くて投票なんて行ったの?(笑)

今回の選挙で自公が勝つのは、疑いのないことでした。なぜかって、民主党に勝ち目がなかったから。党首討論を聞いても、まあ、無理ですね。海江田さんで勝てるわけがないと、誰もが分かっていたはずです。勝てないというか、勝つ気もないな、というか。政策も、組織も、選挙戦略も、何もないなと。たぶん、民主党内は今もまとまっていないんじゃないかと。そもそも、党代表になって党を引っ張ろうという人もいないし、政権をとってやろうという人も、総理大臣になってやろうという人もいないような気がします。なんとなく、「代表、お前やってよ」「え、おれイヤだよ、自信ないもん」「え、俺だってブレーンぐらいがいいわ」「こっちは自分のことでいっぱいいっぱいだから、今は無理」って、代表を押しつけあってない?と疑ってしまうくらい。だから海江田さんかわいそうだな・・・と思って見てました。明らかにリーダータイプの人じゃないのに、って。

こんな党で、勝てるわけがない。有権者が最初からシラケてしまうのは当然です。

じゃあバラバラな党運営をやっている民主党だけが悪いのかと言えば、これはもっと根の深い問題だと思いますね。というのも、民主党の議員一人一人の奮闘というか、立候補者の立場に立って考えると、みんな本当にいっぱいいっぱいなんだろうと思うんですね。自民党の議員や候補は、もっと余裕があります。

何が違うのか?歴史ですね。民主党には「政治のイロハ」が分かる人がいない。政党としての基盤がない。

民主党が政権奪取に成功した唯一の選挙、2009年の民主党の幹部には、二人の世襲議員がいました。小沢一郎と鳩山由紀夫です。二人は共に、元自民党の議員でした。どちらも「政治のイロハ」を知っている議員。もちろん弊害も大きかったと思いますが、この二人が「政治とは、選挙とは、なんぞや」ということを教えて勝たせた選挙が2009年の選挙だったのだと思います。資金調達の面も含めて、素人集団だけでは勝ち目なかったんじゃないでしょうか。

その二人が去った後はもう、「政治ってのは、こうやるんじゃ、俺についてこい!」って言えるような人がいなくなったんでしょうね。民主党には優秀な人も多いと思うのですが、政治のやり方が分からないんじゃないかと。

民主党の議員の多くは、一般家庭から政界に立候補します。これ、大変なことだと思いますね。もし自分がやれと言われても、何をやったらいいのかさっぱり分からない。お金もかかるし、演説もやらなくちゃいけないし、事務所開いたり、スタッフを探したり、秘書をつけたり、委員会に参加したり、周りの人に挨拶したり、後援会をつくったり、それから何より、家族や友達がビビると思います。「お前、頭どうかしてるんじゃないか?やめとけ」と。

おそらく、そういう中で立候補してきて、あわよくば政治家になって、それで政治をやっている議員さんたちって、正直すごいと思いますし、それ以上のことを望んでも仕方がないとも思います。

それに比べたら、自民党って世襲ばっかりなんですよね。子供の頃から、「お前もいつかは政治家に」と言われて育ち、出馬する時には、後援会も選挙スタッフもノウハウも、お金も、全部ある。家族や友達の理解もある。政治家になったあとも、公設秘書もぜんぶ揃っている。だから、何も心配せず、あとは政界内(党内)で出世することだけに集中できます。世襲だから、親同士親戚同士も知り合いでしょうし、最初から「いつもお世話になっております」で通せる。

自民党には、非世襲の議員もいますけれど、そもそも党の基盤が盤石ですから、寄らば大樹の陰、長いものには巻かれろ、で何とかなるでしょう。リーダーがいて、組織基盤が出来上がっているわけだから。あとはそれに乗っていけばいい。

それで、これだけ差があると、ほんとシラケますね。民主党はベービーですよ。残念だけど、差がありすぎます。

私は日本国民ですけれど、アメリカの大統領選挙のほうが面白いんですね。あっちの選挙の方が、毎回気になる。だって、一般家庭から出てきた若手が、突然大統領になったりするから。

アメリカにもブッシュ親子のような世襲がありますが、でも民主党も党の基盤がしっかり出来上がっているので、新しいスターが出てきたら、あとは大統領まで押し上げることができる。オバマも、クリントンも、四十代で大統領になってるんだもの。有色人種で、親が外国人で、母子家庭の家からでも、「政治家目指します」と言って地方議員になって、バーッと党内の階段を駆け上がっていけば、あとは党とその支持者が大統領にしてくれるというシステムです。すごいですよね。

それにアメリカには、予備選挙があるのもいいですね。長い期間をかけて、大統領選に出馬させたい代表者を党内から選んでいきます。地方から始まりますから、支持者たちも「誰を大統領選に出馬させるか」をワクワクしながら追うことができる。政治の話題も身近になりますし、ついに自分たちの代表が大統領選に出るという時には、やはり高揚感や緊張感があると思います。

一方で、日本の政治は閉ざされています。代表は党内選で決まります。国民には関係のないことです。党内でコロコロ代表が変わると、それに合わせて総理大臣までコロコロ変わっていきます。しかもほとんどが、党内の談合(表向きには選挙ですけど)のような感じで決まるわけですから、そんなことに興味を持てと言われても無理ですね。勝手にしてくれ、としか言いようがない。

思い返すと、自分が初めて選挙権を手にした時、総理大臣は小渕恵三でした。世襲議員です。それから、森、小泉、安倍、福田、麻生、鳩山、管、野田、そしてまた安倍、と総理大臣は10回変わりました。うち7人は世襲です。もう、この先誰が総理をやるのかも、だいたい見えてると思いませんか?(笑)

小渕優子が当たり前のように当選できる国ですからね。もういいや。勝手にやっててくれって思います。盤石すぎます。勝ち目ないです。世の中は不公平にできているんです。

郵政民営化にせよ、消費税増税延期にせよ、自民党はそもそもが、民主党なんかと競ってないです。国民に何かを問うてるわけでもないです。政治は自民党内で完結しています。人事は政治ファミリー内で完結しています。その上で、霞ヶ関をどうやって手なずけて、長期政権を維持するか、たぶんそっちの方の問題なんだと思う。 どう考えても、国民も民主党も、相手にされているようには思えませんから。そもそも相手になるような政治システムじゃないですから。

あ〜、ツマラナイ選挙だった。それでも投票した自分を、お前はバカか?と責めたいです。

ではまた、ごきげんよう。

安希

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21件のコメント

  1. 私は、投票に行った自分を否定していません。
    劇的な変化が望めなくても、コツコツ行動するしかないかと。

  2. それでも機会ある限り、投票に行こうと思います。議論の出来ない日本人の数少ない主張の場なので。
    山が動いた事もあるし、風が吹いた事もあるし。
    でも、2011年以降の選挙に対する国民の行動には、ガッカリです…。
    いい事言ってるラジオパーソナリティーもいるんだけどなぁー。

    1. >議論の出来ない日本人の数少ない主張の場なので。

      そうなんですよね。同感です。

  3. たくさんの党が立って、議席を増やしたのは、公明・民主・共産の3つだけ。特に共産党が2.5倍に議席数を増やしたのも また事実であり、1つの動きですね。
    わずかながら減少した自民が圧勝、圧勝と騒ぐあたり、いかにこの解散が、延命のために「国民に信を問う」という文句を悪用した“詭弁解散”であったか、を示していると思います。

    1. 共産党は確かに躍進しましたね。今回のような選挙状況、とくに野党の状況においては、ある意味必然だったように思います。

      >わずかながら減少した自民が圧勝、圧勝と騒ぐあたり、いかにこの解散が、延命のために「国民に信を問う」という文句を悪用した“詭弁解散”であったか、を示していると思います。

      この辺りが、自民党の政(まつりごと)の上手さなのかなと。

  4. 「この道しかない」
    らしいので、その道が正しい方向に向かっているか、チェック
    して行きたいと思います。
    とりあえず、経団連に「賃上げに努力」を要望したらしいですが
    賃金は、労使間交渉で決めるのでは?と、違和感を感じました。

    1. 要望には強制力はないですから・・・。
      立法なら分かりますが。

      1. そうなんですよねー。強制力なし。
        「ママ、お小遣い上げてよー」「そんなのダメに決まってるでしょ!」
        ってなもんですかね。
        逆に、「いいわよー、もう高校生だものねー」
        「その代り、中学の〇〇ちゃんは減らさないとねー」
        なんてことになると、〇〇ちゃんは、とんだとばっちりだ。

  5. 選挙は結果がすべてです。
    自分の支持した政党が多くの国民の支持を得なかったとしても落ち込まないでください。

  6. 有権者のほとんどが反自民なのに、なんらか陰謀的な力が働いてその声が届かないから、有権者の多くはシラケているという考えでしょうか?
    「私がシラケています」ならわかりますが、あまりにも想像力が貧困なのでは。
    結果から分かるように自民党の政治を応援している人が有権者の中で一番多数なのです。

    1. >有権者のほとんどが反自民なのに、なんらか陰謀的な力が働いてその声が届かないから、有権者の多くはシラケているという考えでしょうか?

      有権者のほとんどが反自民なんですか?(初耳です。だったら何故自民党が大勝できるのでしょうか?) 陰謀的な力が働いているんですか?(根拠は?) よく分かりませんが、私はそのようなことは一行も書いていないので、答えようがないです。

      エントリーにも書いた通り、海江田さんを代表に立てた民主党では、正直勝ち目はないと思っていたので、私は内心シラケてました。投票には行きましたけれど、最初から結果は見えていましたから。

      中には熱狂していた人もいるでしょうし、それを一つ一つ個別に取り上げて精査するつもりはありません。沖縄などは盛り上がったようですからね。

      ただ、有権者の約半数が棄権したという選挙結果を受けて、『多くの国民が選挙(政治)に対する興味を失っていた、シラケた気分だった』とする想像が、とりたてて貧困だとは思っていません。普通の想像です。

  7. こんにちは。同じく選挙結果を知ってへこんでる同志からのメッセージです。来春には統一地方選挙があるので、それとの絡みで。
    『議席数的には微減だが、自民党は得票を減らし続けている。日本の議会はバランスを獲得しなければならない。
    サァ、次は統一地方選だ。普通の市民が、政治に入り込む最大の門が開く。街でしっかり、田舎でじっくり、「あー、このくらいの事が営めている、こういう仲間に恵まれている人は直ぐに地方議会でいい仕事ができるのにな」と思わされる人材は多い。
    聴けばみんな原発や集団的自衛権、地元の行政、色んな意見を持っている。
    何よりも環境問題。もはや、のっぴきならぬ時代だ。座して死を待つよりは、精一杯あがきたい。やるなら今しかない、と思うんだよナー。』!by三宅洋平

    1. そうですね。統一地方選は、若い人が手を挙げるチャンスですし、国政よりも何が起こるか分からない感があります。地方から、一歩一歩ですね。

  8.  「のど元すぎれば熱さ忘れる」今回の選挙の私の感想です。70年前、300万人以上とも言われる犠牲者を出して、得た選挙、民主主義のはずですが、この国の特性なのか、当時は「これからは民主主義の時代だ」「普通選挙だ」と大いに盛りあがり、しばらくはその気持ちが続いたはずですが、70年という長~いのど元(?もっと長い歴史からすれば、のど元程度の時間かも)を過ぎて、熱気はすっかりさめてしまったようです。
     加えて、「庄屋様に任せておけば大丈夫だろ」「庄屋様のいうことだからまちがいないさ」「観劇に連れて行ってもらえるし、ワインやうちわももらえるぞ」みたいな、この国の国民性の地金が出てきてしまったようにも思います。
     そこへ、敗戦を認めたくないリーダーが、戦前の国を取り戻すんだ、いやもっと強い国になるんだ、とあおるものだから、そのお友達で盛り上がっているような。
     などと考えると、ベービーなのは、民主党だけでなく、この国の民主主義なのではないか。たった70年の歴史ですから。
     けど、私なりには、かすかかもしれませんが、光はあるようにも思うのです。
     一つは沖縄の結果です。厳しい現実に日々直面しているからこそ、一致団結した選挙戦ができたのではと思います。ただ、はるかに強い権力にどこまで耐えられるか、主張を貫き通せるか、心配はあります。
     もう一つは、共産党の議席増です。数的にははるかに小さいですが、強い批判勢力であることには間違いありません。ただ、こちらもどこまで独善に陥ることなく、権力に対抗していけるか、という心配はあります。
     と、私には、つまらないというよりも、悲しい結果でしたが、それでも希望を捨てずに、また次の選挙には投票に行きたいと思っています。

    1. 沖縄は自分たちの意志を貫きましたね。いろいろな議論があるとは思いますが、沖縄県民中心の議論を徹底的にやって欲しいです。

  9. すごい時差的なコメントで申し訳ないのですけど・・・。
    安希さんの気持ちもすっごく分かりますけど、やっぱり選挙は選挙でいっとかないとね!
    と思いますよ~。なので自分を責めないで、次回も言ってくださいね(笑)。
    投票する権利は、先人たちが勝ち取った「権利」なんですよね。
    行かない人とか、選挙する権利が無くっても良いって思ってんのかなぁ、って思います。
    (蛇足ですけど、義務教育も、教育を受ける義務じゃなくて、親が教育を子供に受けさせる義務なんですよね。金がないから、といって、子供に教育の場を与えないのはダメってことで。今そう感じて、ありがたいな~って思ってる人、間違いなく少数ですよね・・・。)

    選挙の結果も、投票率も、政治も、基は国民の質だとおもいます。
    私の質。が、低い。 それが表面化しているだけ。
    なので、選挙は選挙だけど、生き方、考え方、行動の仕方、から変えていきたいって思ってます。政治家に託すだけなんて、いつまでたっても何も解決しないです。
    国を動かすのは私たちだって、もうちょっと国民に自覚してほしい!!!
    自分は何もせんくせに、文句ばっか言ってちゃだめだ~~~!! 
    人に頼ってぱっかり、人のせいにしてばっかじゃダメだ~~~!!!
    頑張れ自分~~~!!
    と、言う感じで政治関係なく、自分のできることがんばりまっせ、安希さん。

    とはいえ、沖縄在住の私は、沖縄で良い結果が出せたんで、
    茶番な選挙だったけど、個人的にちょっと嬉しかったです。(笑)

  10. 年の瀬も押し迫り、慌ただしい日々をお過ごしのことと思います。久しぶりにお邪魔してみました。2週間も遅れて間抜けなことこの上ないのですが、ちょっとだけ。
    堤未香さんの「沈みゆく大国アメリカ」を読みました。日本は、忠実にアメリカの後を追っているなあと改めて思いました。WHOが絶賛する日本の国民皆保険制度、それをターゲットにしているのがウォール街なんですね。TPPはその攻撃手段の1つに他なりません。とても勉強になる本でした。
    そういえば、アメリカの喜ぶように、その要求通りに郵政を民営化した小泉内閣、その跡継ぎが安倍首相でした。今、農業も金融も医療も何もかも、アメリカに差し出そうとしているように見えます。ネトウヨは、彼らの大好きな言葉「売国奴」を、安部さんにこそ投げつけるべきなんでしょうけどね。でも、彼らは安倍さんの戦争政策が大好きなんでしょう。
    今度の選挙を、アベノミクス選挙だと名づけたのは安倍さんご本人でしたね。終わってみれば「安保政策、憲法改正も国民のご支持を頂いた」。もう、やりたい放題です。今後さらに格差は拡大し、非正規雇用も増大し、結婚したくても経済的にそれを断念する人がさらに増え、当然のことながら少子化は進行し。そして私たちに近代に生きる人間として最大限の自由を保障してくれている憲法を前近代的なものに変え、アメリカに追随して他国に軍事介入(私は、アフガニスタン派兵が一番最初だろうと思います)し、自衛隊が他国人を殺し、戦死者を出し、靖国神社に祀られる。言論の自由も知る権利も集会も団結権も制限され、莫大な戦費で経済は破綻しハイパーインフレが起こり、老朽化した原発が大事故を起こしetc。
    それを阻止するための重大な分岐点が今回の選挙だったと思います。それがなぜこんなに低投票率なのか。それは、重大な分岐点であることを全く伝えない、マスメディアの責任が大きいと思います。彼らは安倍さんと仲良しですから(幹部が一緒にお寿司を食べるそうです。ジャーナリストだなんて笑わせますね)。もちろん、自分で問題点を考えようとしない、棄権した国民に一番責任があることは当然です。
    というわけで、これから起こることに、自民党に投票した人と棄権した人たちとはきっちりと責任を取っていただきたいと思います。何が起ころうと、彼らには文句を言う資格がない。文句を言う、批判する、政策を拒否する資格があるのは、今回、自民党以外に投票した(公明党以外に、を付け加えます)私たちだけです。
    長くなりましたが、このこと一つだけでも、投票しただけのことはあると思いませんか? 棄権した人たちは、頭がよい人たちではありません。

  11. さらに時差的コメントですいません。

    折角これだけ知識があって関心があるのに政治に対して全体的にネガコメなのが残念です。まるでよその国の評論家みたい。今ここにいる私達の事を決める人達を選ぶ話なのに!

    私は自民党に入れたことはないです。なにかの政治団体所属というわけでもなく。

    2016年7月末現在、もはや自民党にかつての良識の面影はなく、危機的状況かと。あなたの言っているようなのんびりしたぬるま湯の状況ではないです。

    自公政権の牙城は厚いですが、それでも一票を毎回投じていくしかないのだと思ってます。

    無力感をあおるのではなく、せめてもう少し前向きに自分達の国の将来を託す選挙なのですから、論じて頂けたらと存じます。

    1. 2014年のエントリーなので、今の状況に照らし合わせてどうこうというと、また話は全然違うと思います。

      POMさんがどういう経緯でブログを読んで下さったのかは分かりませんが、もし、この記事一つだけを読んでコメントをされたのだとしたら、こちらから特に申し上げたいことはありません。あるいは、『Be フラット』からの読者でいらっしゃるのなら、もう少し具体的なコメントをお願いします。

      今回も、選挙には行ってきましたよ。いつものごとく。それではダメですか?

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