92.南アフリカORアメリカ?(ヨハネスブルグ)
世界一の凶悪犯罪都市として悪評高いヨハネス。おばちゃんはガードマンを買収して…さーて何所へいく?

皆さん、こんにちは。安希@世界一犯罪率の高い街、南アフリカのヨハネスブルグです。
郊外の静かな宿には爽やかな日差しが差し込んで、庭のプールの横で犬が寝ています。キレイな室内のソファーに腰掛けて、パソコンに向かっています。
穏やかで快適で、犯罪という言葉からは程遠い空間にいます。

さて、物質難のジンバブエを脱出し、南アフリカへ着いてまず思うのは、「物があるって素晴らしい」ということですね。
私はあまり物欲は無いほうだと思いますが、スーパーの棚を埋める食材やショッピングモールの品物、オーダーすれば望みのものが簡単に食べられるファストフードやレストランを見て、感動してしまいました。

南アフリカはヨハネスブルグでの3日間のみで、すぐにガーナへ飛んでしまうため、大したレポートはできません。
しかも、凶悪犯罪の街と聞けば、行動範囲も限られてしまいます。したがって、南アレポートは、ちょっとした印象をお伝えすることしかできません。失礼します。

■先進国

アフリカ一の経済大国南アフリカ。まさにここは先進国です。印象としては、完全にアメリカですね。
公用語が英語で、白人やアジア人の人口も比較的多く、なんでもアリの車社会。
街や家や道路の造りもアメリカと同じ印象。テレビ番組も普通にアメリカのチャンネルが放送されています。
ショッピングモールも同じです。中に入っているブランドなども、同じ感じ。映画館も、スーパーの食材も、街を走る車も、とにかくここはアメリカです。
唯一違う点は、黒人人口が多いことですね。

「アフリカ人にとって憧れの国」といわれる南アフリカは、何のことはない、アメリカでした。

■ワールドカップサッカー

2010年、アフリカ大陸で初めてワールドカップサッカーが開催されます。場所は南アフリカ。
交通、通信、経済力の面において、南アがアフリカでダントツ1位なのは、来てみてすぐに分かりました。
ただし、銃器を用いた凶悪犯罪をいかに鎮圧するかが問題になると思います。
ヨハネスブルグの中心街の通りには、黒人以外の人種は一人も見かけませんでした。肌の色が白いと歩けない街、ヨハネスブルグ。こんな状態で果たして世界中のサッカーファンを招きいれることが出来るのでしょうか?

■アパルトヘイト博物館

凶悪犯罪都市と言われるヨハネスブルグにわざわざやってきた理由は、アパルトヘイト博物館を訪れるためです。
行ってきました。巨大な博物館です。長く強く記憶に残るであろう博物館でした。2010年、南アへお出かけの方は、ケープタンやダーバンだけといわず、是非ヨハネスへ立ち寄って、博物館へ行ってみてください。
南アに限らず、アフリカの歴史というか、アフリカの闘いというか、アフリカ人の性質、気質、欧米との関係が、圧倒的なパワーで紹介されています。

アパルトヘイト反対運動中の映像で、黒人女性たちが木の枝を手に反乱を起こし、白人の警官と殴り合いになるシーンと、ネルソンマンデラ氏が釈放されて初の黒人大統領に就任した時の映像を見て、思わず涙が出ました。
人類の暴力と、闘いの歴史です。それらを理解せずに前に進むことは出来ないという気持ちになりました。

■そこに生きる人々

ヨハネスブルグ中心部の長距離バスステーションに到着後、博物館へ行くために、道を歩きました。
ヨハネスでは、プライベートの車か、認可を受けたタクシーのみを使って、警備が完全な建物から建物へ移動するだけの予定でした。が、結果歩いてしまいました。

館内の警備は完璧なバスステーション到着後、インフォメーションデスクで、博物館へタクシーで行きたいと告げると、デスクのお姉さんは、
「近くに公共のミニバスタクシー乗り場がるので、そこからゴールドリーフシティー行きのミニバスタクシーに乗れば行ける」と案内してくれました。
けれど、ステーションの外は、極悪犯罪エリア。タクシー乗り場まで歩いて行くのが怖ろしく、また公共のミニバスも怖ろしい。
タクシー乗り場までの治安などをしつこく訊ねたけれど、お姉さんは、「全く心配ない」と。
そして、親切に地図まで書いてくれました。

そこで、タクシー乗り場へ歩いていくことなった私は、まず、全ての荷物をクロークに預ました。荷物を持っていると狙われるので、小額の小銭のみをポケットに入れて、あとはカバンに鍵をかけて全て預けました。
そして汚いジャケットを着て、汚い帽子を深くかぶり、さらにバスステーション入り口付近に立っていたセキュリティーガードを5ランドで買収して、タクシー乗り場まで一緒に歩いてついてきてもらうことにしました。
ヨハネスブルグの街歩きです。こわ~い。

こわ~い、と思ったけれど、まあ歩いてみると、普通でした。確かに肌の色が明るいのは自分ひとりだけだったので、目立つし、視線は感じるけれど、街の人は普通の市民という印象でした。
また公共バスタクシーに乗ってからも、降りる場所や支払いが分からない私を、乗り合わせたほかの乗客が親切にフォローしてくれましたよ。
行きも、帰りもタクシーはバッチリで、ヨハネスの地元市民の温かさに少しではあるけれど触れることが出来て嬉しかったです。

帰りのタクシーを降りてからは、タクシー乗り場付近の警備員が、帰りの道順をもう一度しっかりと説明してくれて、「安全面は心配ない」と太鼓判を押してくれました。
そこで帰りは、一人で歩いて最初のバスステーションまで歩いて戻りましたが、問題なかったですね。
道端には、沢山の露店が出ていて、トマトとたまねぎを買い物し、中心街の人ごみを楽しみながらぶらぶら歩きました。露店のお兄ちゃんやおばちゃん達も、みんな素敵な笑顔でした。

今泊まっている宿は郊外の高級住宅エリアにあるので、ショッピングモールまでみんな普通に歩いています。旅行者も一人で平気で歩けます。
「危ない危ない」ばかりが叫ばれる有名都市ヨハネスブルグ。犯罪率も高いけれど、そこに生きる大部分の人々は、安全な生活を願う普通の市民なのだという事実も、しっかりと覚えておきたいと思いました。

以上、特にコレというポイントがない、南アレポートでした。
国の発展度は先進国と変わりないので、ITを使った遠隔医療を導入するなら、アフリカではやはり南アだと思います。というか、もうすでのその手のシステムは存在していると思いますね。
近代国家ですから、医療制度も充実していると思います。問題点は貧富の差だけ。アメリカとよく似ています。

さて、今日は夜9時45分の便で、まずはエジプトのカイロへ。そして明日の夕方の便でガーナへ。カイロの空港で12時間…、何をしようかしら。外へ遊びに出るか、空港で一人漫才でもして暇を潰すか…、迷いますねぇ。

それではまた。ごきげんよう。

安希

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