43.暇な男たちの妄想(カジュラホ)
路上にたむろするインド男たち。彼らのエロ妄想がインドの人口爆発を招く!の危機。

みなさん、こんにちは。安希@カジュラホからのレポートです。

カジュラホという場所はエロティックな彫刻を施した古代建築が有名な以外、何もないような田舎町です。
ところで、このカジュラホへ来て以来、決定的になってきたことがあります。
それは、彫刻のエロさではなく、暇で暇で仕方ないインドの男達のエロ妄想とおかしな行動に関してです。
というわけで、今回のトピックは、インドのエロ男達の生活と失業率と人口増加について。

実はヴァラナシを離れるとき、ちょっと一悶着ありまして、予定を早めて逃げ出してきたという経緯がありました。
何が問題だったかと言うと、宿のオーナーのセクハラと宿で働く暇な男達からのしつこい「日々の行事」の誘いです。
もちろん行事に参加するたびに「行事代」を請求されるのでこちらとしては迷惑極まりないのですが、そのしつこさたるやビックリ!
朝から晩まで監視下に置かれ、ちょっと部屋で休もうとするとすぐに誰かがやってきてドアをノックするわ、大声で名前を呼び続けるわ。
はぁ、さすがに疲れました。

同じ宿にいた、ベルギー人の女の子達もオーナーがあまりにもネトネトと身体に触れてくるので、かなり困惑しておられましたね。
困った人たちです。
最期は喧嘩になり、私はその勢いでヴァラナシを飛び出してカジュラホにやってきたわけです。

さてカジュラホもメチャクチャです。インドの場合女性は屋外にはあまり出てこないので、道端にたむろする人々の9割は男です。
とにかく誰もが暇そうで、外人(特にアジア人?とりわけ日本人?)を発見すると、付きまとってきます。
無視し続けても、毎日毎日付きまとってきます、しかも次から次へと話しかけてきて、静かに真っ直ぐホテルへ戻るというのは不可能です。

インドの挨拶はというと:
どこから来たの?名前は何?結婚してるの?彼氏はいるの?どこのホテルに滞在してるの?お茶を飲もうよ。一緒に語ろうよ。などなど。

街で偶然出会った日本人の女性トラベラーも:
毎日インド人に付け回され、出会い頭に「大きいペニスと小さいペニスどっちが好き?」とか聞いてこられてもねぇ。。。とかなり迷惑そうで。。
別の日本人男性トラベラーも、「今日は道で男に二回言い寄られ『HOW MUCH』としつこく聞かれた。それはやっぱり俺を買いたいということか?!」と厭きれておられまして。。。
宿の従業員もオーナーも、日々セックスの話ばっかりです。

例えば宿の従業員:
俺はいつも日本や韓国のポルノビデオを観てるんだ!俺は日本人や韓国人が好きだ。俺は日本人とやりたい!いつもそれだけを夢見ている!!とか言われてもねぇ。
はぁ?

例えばガイド:
小さな村を一緒に回ったガイド(宿のオーナーの友人)の男性が突然森の木陰に腰を下ろし、何を話しだしたかというと、すべて性交渉に関する話でした。
HIVにはどうすれば感染するのか、から始まり、男&女、男&男、女&女の性交渉のディテールの洗い出しから、インド人の性癖まで合計2時間超も話してしまったのです。
はぁ。

いい加減にしろと怒り出したかったのですが、一体この男達(集まってきた村の男達も含め)はいつまでこの話題で木陰に居座るつもりだろうか?という興味があり、話に付き合ってしまいました。
彼ら曰く「先進国の人は月に2回しかセックスをしないと聞いた。そんなんだから、世界中の女達はインドの男を求めてここへやってくるんだ。俺達は、毎日5回、一回2時間だ!俺の友達の韓国人のガールフレンドはインドへ来るたびに韓国製のコンドームを100個持ってくるんだ!日本で一番売れているコンドームのブランド名教えてくれ!」
はぁ?
彼らはただのアホです。

毎日10時間ベッドに入っているアホはどこに先進国にもいません。さようなら。
けれど、このバカみたいな話が、実際にインドでは起こりうるかもと思わせるほど、街中の男達が暇そうなのです。
そして彼らは、真昼間から妄想を始めます。
性交渉に関する妄想と、先進国の女を捕まえて国外へ出られれば、何もしなくても大金持ちになれるという妄想です。
はぁ?

彼らは、仕事はしたくないけれど国外に行って金持ちになって外人の奥さんが欲しいのだとか。
はぁ?

けれど更に驚くのが、外人のガールフレンドや日本人の妻がいるというインド人男性が、どの街へいっても少なからず数人はいることです。
奥さんやガールフレンドとは別居して、インドでブラブラして、外人を見つけてはちょっかいをかけて楽しんでいるらしい。
はぁ?
一人や二人ではありません、こういうおかしなインド男が何人かいて、他のインド人からの憧れの的となったりしてしまう現実があるのです。
彼らの妻やガールフレンドの顔が見てみたいものです。はっきりとショックです。

さて、宿のオーナー、従業員、道端の人々、に朝から晩まで監視され、ことあるごとに、言葉や身体のセクハラを受け、わたくしもついにブチ切れました。
何度注意しても全く理解を示さず、同じことを繰り返すアホ共に切れたわけです。
私は怒鳴り、ドアを蹴り飛ばし、そのままバス停まで走っていって即座にバスのチケットを予約し、街を出て行く手配をしました。
この期に及んで、「どうして出て行っちゃうの?」と聞いてくるオーナーに呆然としつつ。。。
はぁ?

たった二晩で街を出て行った日本人の女性が残していった言葉:
どのくらいインドを旅できるかは分からない。インド人に疲れきった時点で旅は中断します。と。
うんうん、分かるわその心境。
だって彼らは、暇だもの。アホだもの。しかも数が多いのだもの!!

インドは大きな貧困層を抱えています。仕事は足りていません。教育制度もあまりよくはありません。人々は時間を持て余しています。
2030年までに、インド人口は中国を抜き去り世界第一位に躍り出るといわれています。
おそらくもっと早々に世界一を達成するでしょう。
そして、膨れ上がった人口はさらに大きな社会問題を生み出していくと思います。

悲しいかな、この膨大な数の「暇な暇な男達」を見ていると、何か救いようのなさを感じますね。
彼らの妄想を、旅の出来事として笑えるうちはいいですが、事態はもっと深刻だという気がしてきました。
それにしても、宗教や社会システムや未だに残るカースト制度、そして現在の国力の弱さが原因のために、あのつまらない街で一生を送らなければならない男達の苦悩もある意味かわいそうです。
もっと自由に、刺激のある人生を送りたいとおもう彼らの最後の望みが、街をふらっと訪れる貧乏バックパッカーに向けられるのは仕方の無いことなのかもしれません。

という訳で、ただのエロ話を、肌で感じるインドの問題、社会問題へと結び付けてみました。
失礼致しました!

それではまた、ごきげんよう。

安希

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3件のコメント

  1. SECRET: 0
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    笑いました
    ほんとインドはまさにアキの書いてるそのものよね
    アホばっかですわ(男
    私も何度ブチ切れたことか。。。

  2. SECRET: 0
    PASS: 74be16979710d4c4e7c6647856088456
    メッセージありがとう。イクヨもインドでは相当むちゃくちゃな目に合ったって話してくれたよね。まさに、その通りだわ。インドの男たちよ!こりゃ~!
    だけど、北部のインド人はすごい紳士的で、これもまたビックリ。

  3. SECRET: 0
    PASS: 74be16979710d4c4e7c6647856088456
    女性であることが、インドの旅をどれだけ困難にしているのかと驚きました。
     私は学生時代からのインド・フリークで、挙句の果てにバンコク永住を決め込んでから24年が経ちました。男であったお陰で、安希さんが体験した負の部分ばかりではなく、彼の地の高学歴者、またはビジネスマンの責任感の高さに敬服することもしばしばです。
     上記ブログはここ5年間にインド3回、ネパール2回、それぞれ二週間程度旅した記録です。

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