41.10年後の東アジア(コルカタ)
インドに突入しました。っとその前に東アジアの旅を振り返って。

みなさん、こんにちは。安希@コルカタに来ています。

東アジア圏を抜けてインドにやってきた今、極東&東南アジアを振り返って、気づいたことを少しだけ。
まずは、お詫びと訂正から。

以前バンコクからのレポート「夜遊び産業」の中で、タイが観光産業に依存している限り先進国に追いつくよほどの経済力は着かないだろうと予測してみましたが、訂正したほうがよさそうです。
タイ以降、東南アジアを周遊しながら感じたのは、タイはすでに東南アジアをリードする経済大国で、これからもかなり伸びていくだろうということです。
タイを出てから、東南アジアを移動するタイ人観光客やビジネスマンなどに出会い、タイバーツの強さというか、タイ国籍が東南アジア圏内で持つアドバンテージの大きさのようなものを感じました。

タイには沢山の外国人がいます。旅行者もビジネスマンも、いろんな国の人が出入りしています。
とくにバンコクはその地理的条件からも、外人の溜り場となり、国際都市として発展してきています。
もちろん、外人をホストする側(観光業やサービス業を提供する側)のタイ人の中には、国際メガ都市の片隅で生きる人間の疲労感というか、外人にサービスを売って生活する空しさのようなものもありますが、バンコクという都市自体はもう先進都市ですね。

タイバーツの通貨価値もうなぎ上りですね。ジャパニーズ円はそのうちバーツにやられてしまうんじゃないかしら?というくらい上がってきています。
マレーシアリンギットよりも、やっぱりタイバーツが圧倒的!とくにこれからは。
では、主要輸出品が、米、ゴム、女、程度のタイがどうしてそんなにも伸びてきているかと言うと、海外からの資本投資があるからです。
そして何故そんなに海外が注目するかと言うと、タイ(バンコク)という地理的なアドバンテージがあるからかなと思います。
他にも理由があるのでしょうけれど、私のような経済音痴には分かるはずも無く。。。

マレーシア、タイは共に10年後には先進国入りを目指しているそうですが、マレーシアよりもタイが確実かも。
投資するならクアラルンプールよりもバンコクということになってしまうでしょうからね。

この一帯を旅していると、もう何でもかんでも「バンコク」です。
金融も交通も、とにかく「バンコク」へ行って処理する、というのが鉄則ですね。
海外からの投資、米、ゴム、女、そして相変わらず観光業も活用しながら、タイは伸びていきます。
外資に頼っているとはいっても、タイが「バンコク」という世界交通の要所を押さえている限り、大崩れすることもないように思います。
10年後、どんなことになっているのか興味深い限りです。

それで、タイ以外の国はというと、ベトナムはそこそこの安定を保ちながらマイペースで伸びてくるのかな~。どうかな~。
ベトナムは人口もかなり多く、地理的にも条件の良い国なので、どういう産業を伸ばすか次第でしょうか。
中国の経済成長の影響も受けながら、かなり伸びてくるように思います。
ただし、ドンがどれくらい強くなるかという点では、どうでしょうか、あまり強くはならない気がします。直感で。

ラオスは多民族国家というのがややこしいところですね。
海外からの援助に依存せずに貧困を抜け出すことは難しい…というレベル。

カンボジアは政治的な問題がまだまだありそうですね。腐敗政治です。
そして、国中にばら撒かれた地雷が海外からの投資や注目を阻むことになりそうです。
地雷の撤去、国政の再建にはまだまだ時間が必要でしょう。

ミャンマー。とりあえず、スーチーさんの自宅軟禁解除からスタートしないと…。
ミャンマーはまだ19世紀なので置いておくとして。。。

マレーシアはすでにかなり発展してきています。
がしかし、国土の多くがジャングルで、人口も少ないので、爆発的なパワーは無いでしょう。
ただし、半島部分(ボルネオ島以外)は、香港、シンガポールのちょっと大きいバージョンのような感じで伸びていくでしょうね。

弱点は、イスラム教と華僑の間のバランス調整が難しい点。
イスラム系の人とも華僑系の人とも、たまたま個別にお話をする機会があったのですが、双方言い分があり、ここまではマハティール氏の圧倒的なパワーで伸びて来れたけれど、ここからの政策決定に民族問題がどう影響してくるのか微妙な気がします。
現在のバタフィ首相について、華僑系は「彼は経済に弱い」と嘆いていました。
ではマレーシアの強みは?語学力?(イギリス植民地時代の影響で英語力が極めて高い)。う~ん、何でしょうかねぇ。

モンゴルは地理的にも地質的にも、産業の発展は大変でしょう。
土地は広いけれど、遊牧以外にどんな方法で生きていけばいいの?という国ですから、まずは灌漑設備の充実から?

中国。10年後を予測するのが怖ろしいくらいですわ。あの人口、広大な土地。何者ですの?!
10年後の沿岸部は国際メガ都市ベルトでしょうか。
けれど、内陸部はちょっと取り残されていくかもしれませんね。
政治面、経済格差、民族問題を考慮すると、あと数回「天安門事件」が起こってもおかしくないです。
しかし中国には13億もの人がいて、勤勉で優秀な人材も無限大なので、トータルでは驚異的に伸びてくるでしょう。
中国元、今のうちに集めておいたほうがいいのかしら。

投資するなら、タイと中国。外貨を買うなら、バーツと元。元はなかなか買えないけれど…。
あとアジアを旅してみて、ユーロもいいですね、と思いました。
ドルは流通性では圧倒的ですが、力は落ち気味。アメリカの評判がちょっとねぇ…。
ドルのお友達「円」も同じくちょっと落ち気味。

韓国と日本。
この二つの東アジア先進国が、どうなっていくのかがよく分からない。
けれど、旅をしてきて思うのは、日本は立ち回りの上手い国というか、静かにしかし確実に、アジアをリードしている国なのだなぁと。

驚異的に伸びつつある「バンコク」や、超近代都市になった「クアラルンプール」にも、日本はしっかり投資しており、備えは万全!?
それ以外の国への国際援助も、日本がもう圧倒的ではありませんの!

同じ先進国でも、国の知名度、好感度、国際協力度、すべて、韓国とは比較にならないほど、なんでもかんでも日本!でした。(これからどうなるかは知りません。それに、サムソンだけは圧倒的に普及しているのも事実。)
へぇ~。
アジアでは力があるのねぇ。
日本のパスポートを使わせていただけて、どうもです。恐れ入ります。

っとここで、恐縮ながら日本の国際貢献に一言ご意見申し上げますと:
日本の中古バスや中古車は東アジアに輸入され、彼らの貴重な交通手段として大いに活躍しています。
すばらしい復活です。しかし一点だけ気にかかるのは排気ガスの多さと都市部の大気汚染です。
真っ黒い排気ガスを撒き散らす車のおかげで、都市部では呼吸が大変です。

そこで、後進国へ中古車を回す際に、国際援助金を少し使って、ガスの排気量を減らす工夫をしてから輸出できないものかと思ってしまうのです。
とにかく息が出来なくて苦しく、下手をすると肺や喉を痛めてしまいますからね。
車体がボロボロでも、シートが破れていても、窓が割れてエアコンが壊れていても、それらは大した問題ではありませんが、ただ一点だけ、排気ガスの問題だけは、先進国の技術で改善してから引き渡してあげて欲しいと思いました。
環境問題、予防医療の観点からも、小さな投資で効率よく国際貢献できるのではないでしょうか。

最後に、各国ともに、長所短所があり、それは地理的条件であったり、政治状況であったり、人口や民族の問題であったりするわけですが、国民の気質というのも、国の発展においては重要です。
日本、ヨーロッパ、アジア、いろんな国の人と話をしてみて:
「日本は絶対に沈没しない論」「バーツは円には追いつけない論」を唱えている旅人達の理由はズバリ:
日本人ほど真面目で勤勉で礼儀正しい民族は他にはなく、凝り性、こだわり屋、完璧主義、ものっすごい執念深さ、そして何よりも正直さ(ハッタリが少なく信頼性がある。)が揃っている限り、日本の産業衰退はナシ!なのだそうです。(う~ん、本当かしら…。)
「タイも伸びるだろうけど、タイ国民はのんびり屋さんだからね~。国際競争を勝ち抜いていくってタイプじゃないよね~。みんな結構適当だもん。」と。

というわけで、みなさま、頑張りすぎには気をつけつつも、さらなる日本の好感度アップに貢献してください。
10年後の日本、どうなってるのかな~。

それではまた、ごきげんよう。

安希

余談:
ミャンマーを走るボロバスの80%以上が日本から輸入された中古車ではないか、と思われるくらい、日本のバスが数多く走っています。
加工整備されずにそのまま使われているので、私のミャンマー生活は、西武ライオンズバスから箱根温泉バスに乗り継いで、九州レンタカーで長距離移動、といった具合。
そんな「日本車社会」ミャンマーで、新に発見する日本もあります。
タクシーのドアにはこう書かれています。
「日本ダービーへのチケットはすべて前売りです。」
えっ?当日券はダメなの?知らなかった~。

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