251. キューバ発アメリカ行きの直行便に乗るには?

皆さま、こんばんは。
安希@日本にいますが、ここのところとっても忙しい毎日を送っています。とくにお金を稼いでいるわけでもないのに、もう、やることが山積状態で、やれどもやれども終わらない・・・。なぜ??(笑)フリーランサー(バックパックライター)って、変な職業だなとつくづく思います。

で、ブログを書いている時間があまりないのですが、ずっと更新していないとそれはそれで気になるというか、ストレスになるので、今日は久々にまた、キューバの話題を書いておきますね。

え〜っと、キューバ、キューバ。なんだっけ。

キューバは不思議な国でした。その中でも、アメリカとの関係は謎が多いというか、知らなかったこと、今もよく分からないことなど、いろいろな謎があります。従って今日のレポートは、キューバとアメリカの不思議な関係について。より具体的には、キューバ人がアメリカに行く方法について書いてみます。

■ アメリカからキューバへの直行便はない。

アメリカ(フロリダ州)とキューバは、わずか一時間の距離に位置する隣国ですが、アメリカからキューバへの直行便は(表向きは)ありません。アメリカ人は、かなり最近までキューバへは自由に入国できませんでしたし、今でも『アメリカへ入国する可能性がある人は、キューバの出入国スタンプはパスポートに押さないこと』が決まりです。アメリカ人も含めて、キューバへ旅行する外国人は、アメリカ以外の経由地を経て入国する必要があります。カナダのトロントやメキシコのカンクン、コロンビアなどを経由するのがポピュラーなルートです。そして、出入国スタンプは、パスポートではなく、ツーリストカードに押してもらいます。

■ でも実は、アメリカとキューバの間には直行便が飛んでいる

私の場合は、ケイマン諸島経由でキューバに入りましたが、いずれにせよ『アメリカからの直行便は飛んでいない』という認識を持っていました。ところが、ハバナの空港についてみると、電光掲示板の到着便欄に『マイアミ』と書いてある。しかも、かなりの頻度で、マイアミからの便が到着しているようなんです。
『あれ?じゃあ、わざわざケイマン経由にしなくても、マイアミから飛べたってこと??』
と、おばちゃんは大混乱。でもアメリカからの便なんて、なかったよな・・・おかしいなぁ・・・と思いました。

■ ハバナだけでなく、サンタ・クララからも直行便が飛んでいる。

キューバ中部の街、カマグウェイのバス停で知り合ったおじさん。同じサンタ・クララ行きのバスに乗るというので話していたら、家はサンタ・クララではなくマイアミにあり、今はアメリカに住んでいる、とのこと。しかも、『今日の午後、サンタ・クララからの直行便でマイアミに戻るんだ』とか・・・。えっ、やっぱり飛んでるんだ、直行便。

■ バハマ経由でアメリカへ向かうキューバ人たち

キューバの旅を終えて、隣国バハマへ向かったおばちゃん。空港のイミグレーションで入国審査を待っていると、後ろに並んでいたキューバ人のおばさんから、スペイン語で話しかけられました。言葉は分からないけれど、どうやら入国カードの書き方が分からないらしく、私に助けを求めているらしい。とりあえず言葉では説明できないので、代わりに書いてあげたほうが早いと思い、パスポートを見せて欲しいと言いました。するとそのおばさんは、キューバとスペイン、2つのパスポートを出してきて『どっちですか?』と訊いてきました。

う〜ん、分からないです。バハマに行くだけだったらキューバのパスポートでもいいんじゃないの?と思ったのですが、確信はなく、加えて『彼女がバハマを経由してアメリカへ行こうとしている』と分かったため、余計に混乱しました。それだったら、やっぱりキューバのパスポート番号じゃマズイんじゃないの?と思ったり・・・。結局、間違った番号を書いて彼女の米国行きに支障がでたりしたら困るので、周囲の人たちを巻き込んで解決してもらうことにしました。『どっちのパスポートを使えばいいんですか?』と。

そして『あーだ、こーだ』と話し合っているうちに、キューバとアメリカの面白い関係が分かってきました。

■ キューバからアメリカへ行く方法

まず、キューバ発アメリカ行きの直行便を利用するには、次の3通りの方法があります。

1、キューバ国籍で、スペインの住所(住民登録?)を持ち、スペインのパスポートを持っている。

2、キューバ国籍で、アメリカのパスポートを持っている。

3、キューバ国籍で、キューバのパスポートを持ち、アメリカからの正式なビザを持っている。

では、私に声をかけて来たおばさんは、なぜ直行便でアメリカ(マイアミ)へ向かわなかったのか?

なぜなら、彼女には『スペインの住所がないから』です。

彼女は、スペインのパスポートは手に入れていますから、米国への入国は可能です。ただし、スペインの住所がないので直行便を利用することはできず、一旦バハマに入国して、バハマ経由でアメリカに行く必要があるんですね。

面白〜い!とおばちゃんは思ったのでした。

では、どうやってスペインやアメリカのパスポートを手に入れているのか?

1、亡命する。
ボートピープルとしてアメリカへ逃げ込めば、アメリカ側が保護してくれます。そして『キューバの社会主義体制を批判』すれば、手厚い生活支援が受けられるそうです。さらに、3〜4年後にテストがあって、それに合格するとアメリカの永住権やパスポートがもらえます。

だたし方法は他にもあって、キューバ国内のエージェント(ブローカー?)を通せばいいらしい。

2、アメリカのパスポートの相場は、400〜500ドル。
3、スペインのパスポートの相場は、100ドル。

キューバ旅行前は、まさかアメリカとキューバの間に直行便があるとは、しかも頻発しているとは知りませんでした。しかも、キューバ国籍がないと直行便には乗れないというのも面白いと思いましたね。だって、キューバとアメリカって、仲悪いんじゃないの?って思っていたので・・・。まあ、うわさでは、カストロ一族がマイアミに貯め込んでいる資産(不動産)なんかは、半端なくスゴイことになっているらしいですし。共産主義国や社会主義国の幹部一族って、だいたいみんな海外口座に大金貯め込んでますからね。

というわけで旅行者から見ると、キューバとアメリカの間には厚い壁があるように感じられますが、キューバ人は案外、そうは思っていないのかも・・・と思った次第です。

以上、キューバレポートの続きでした。

ではまた、ごきげんよう。

安希

Be the first to like.


コメントする

メールアドレスが公開されることはありません。