世界旅2006:バンコクの夜遊び産業とゴーゴーガールズ(タイ)

皆さんこんにちは。
安希@カンチャナブリ(タイ)の水上バンガローから書いています。

バンガローとは言っても優雅なバケーションをご想像いただく必要は全くございませんのでどうぞよろしく。
とにかく一番安い宿がこの臭く濁った水の上の小屋だったのでここにいるまでのこと。
排水は河に垂れ流しでしょうか…?ちょっぴり汚水の香りが…。

何はともあれ、ここはタイ。
バンコクで数日を過ごし、昨日からカンチャナブリ(映画「戦場に架ける橋」のモデルになった名所)に来ています。
現在乾季のタイは、太陽の日差しが強烈でとにかく暑いです。
血管が膨張して偏頭痛やら夏バテやら、とにかく日中は何もやる気が起きません。

そこで今回は、タイの夜遊び産業と、さらに観光業について書いてみようと思います。

世界中の飛行機が集まる場所。と言えば、タイのバンコクです。
そして、世界中のバックパッカーと多くの観光客を集める場所=バンコクのカオサン通り。
私は、ラオスビザの発行を待って、このカオサン通りで4日ほどを過ごしたわけですが、要するにここは外人が山のようにたむろする夜のパーティー通りです。
音楽とネオンとビールジョッキ。若者には楽しい街かもしれませんが…、私はとても疲れてしまいました。

カオサン以外の場所にも少しだけ足を運びましたが、やはり観光と夜遊びがタイの重要産業になっている印象でした。

日本からの観光客も相当数がいるわけですが、ゴーゴーガールズ、ゴーゴーボーイズの客引きのターゲットは何と言っても日本人?(価格表も内容説明も日本語です。)
そこらじゅうには、真っ赤な顔をした日本のおじさま(身なりがとてもきちんとしている)が沢山いらっしゃいましたよ。(^^;)
ゴーゴーのダンサーは、男性も女性もあまりやる気なさそうに踊っているわけですが(あれで踊ってるつもりかい?)、ダンサーの数に関して言えば、その多さたるや驚きでした。
ステージの上に、みなさんひしめき合って。。。だらだら踊る。。。。

多くのダンサーや客引き、その周辺の物売り(日本語や英語で高額をふっかけることに長けている物売り)、明らかに外人向けに作られたバーの多くを見る限りでは、夜の産業と観光業が、バンコクの人々にとって外貨を稼ぐ重要な手段になっている印象を受けます。
値切ると価格を10分の1以下に下げる商売人も多いということは、最初の売値で買ってくれるようなカモ観光客などは、彼らにとって本当に重要な生活の糧となっているはずです。

カオサンの喧騒を離れ、やっとカンチャナブリまでやってきたわけですが、やはりここも観光地。
外人向けのパーティー地帯という印象は否めません。
日本人の場合は、短期間で一気にお金を使って、昼も夜も、用意されたアトラクションを楽しみまくる傾向があり、欧米人は、長めの滞在期間を利用して、これまた欧米人用に用意されたバー&レストランでビールを飲んでいつまでも騒ぐ。
カンチャナブリにおいても、そういった状況に関してはあまり変化がないように思います。

というわけで、タイにとって観光業がとても重要なことは分かりますが、観光業で外貨を稼ぐという方法では、国の生産力を飛躍的に向上させるのは難しいのではないか?という疑問が残ります。

なぜなら:

1、観光業(観光地としての受身の観光業)の発展には、ある程度限界がある。

名所旧跡はこれから発展させるものではないし(過去が残した遺産)、周辺の整備やアトラクションの補強によって半永久的に持続して需要を伸ばしていくのは難しい。

2、需要には波がある。

これから中国人の経済力が上がってくると、タイの観光業は需要が増えるかもしれません。
がしかし、自然災害や国際情勢などに簡単に左右されるので、大幅なマイナスだって多々あるでしょう。
つまり、需要が不安定、運任せな部分をもった産業です。

補足:カオサンで「バリ」に行っていたという旅行者に会いましたが、バリは津波の後遺症を今なお引きずっており、全然客がいなかったそうです。
(行くなら今!現地の産業を助けましょう~。)

3、マーケットが小さい。

人に来てもらってお金を使ってもらうという産業は、人が移動してこなければいけないので、物を移動する輸出業(生産品、食品、鉱物、オイルなど)に比べたら、対象マーケットはやっぱり小さいのではないでしょうか。
人の移動によって動くお金は大きいですが、実際には、旅行者の出費の大半は航空会社がもっていくので、タイにとっては資金の回収率もあまりよくないかもしれないですね。

以上、こんなことを一々考えてみたところで「だから何だ?」と言われれば、何もないです。(^^;)

ただし、現在の旅を続けながら思うのは、先進国と途上国を区別するものとして「観光業への依存度」が一つのポイントになる気がしました。
自分の身の回りにあるもの(周辺にもともとあったもの)を生かして、より価値の高い外貨を多く稼ぎたい、という思いが、途上国の人々の「観光業」への熱意に現れているのではないでしょうか。

モンゴルのナショナルパークや砂漠へのツアー業、ネパールのヒマラヤ周辺へのツアー、タイの夜遊びや名所への誘い。などなど。
しかし言い換えれば、名所旧跡以外に生かせるものや、観光業に代わる産業があるのかしら?ということになります。
そう考えると「技術」を持続的に発展させていっている先進諸国は強く、外貨も効率よく稼げるのかも?と思いますね。

やはり、韓国や中国の都市部では、「観光業への依存度」は低く、別の産業の中で忙しく生きる人々の存在が感じられました。
それは、ただ街中を歩いているだけではっきりと感じ取ることができる「違い」です。

そこで微妙な立場にあるマレーシアはというと、「観光業への依存度」はあまり高くないと思いますね。
観光客への対応のよさと観光システムの効率の良さは目を見張るものがありますが、だからと言って依存度はあまり高くないように思います。
マレーシアはあと10年での先進国入りを目指しているそうですが、少なくともタイよりは速いペースで(シンガポールをモデルとした感じで?)生産力や経済力を伸ばしてくるような気がします。
とはいっても、タイバーツも最近かなり強くなってきているそうなので、タイが観光業以外の産業でどんな風に伸びてきているのかというのは気になりますが…。
どうなのでしょうか。。?

ではマレーシアが10年後に先進国入りするほどに経済力を伸ばしてくるかというと、ある程度は伸びるだろうけれど、日本や韓国や中国(中国は10年後には相当高いレベルに来ていると予測できるので)のレベルにいるかといったら、ちょっと厳しいでしょうね。

それは、マレーシアは世界に通用するようなブランド(企業)を持っていないからです。
生産力は伸びるだろうし、経済発展もかなりするかもしれないけれどリンギットは円ほど強くはならないでしょう。
そう考えると、世界に名だたる日本の企業というのはやっぱりすごいのですねぇ。
(これでマレーシアに追いつかれたらビックリしますけどね。。。)

バンコクとクアラルンプールの雰囲気の違いや、さらには国際的にとても発達しているように見受けられる東南アジアの都市部にあって、しかし日本の円やアメリカドルが相変わらず圧倒的に強いのはナゼだろうか?
という素朴な疑問についてのお話でした。
日本の経済破綻だってやっぱり可能性はあるのだろうか~、どんな場合に?などなど、自国のことにも疑問が湧いてきます。

さて、この次はタイ北部のチェンマイからレポートします。
もう少し涼しく、知的で文化的な街だそうなので楽しみですね。

それにしても、国の生産力に一番影響力を持っているのは、国の気温と冷暖房の普及率じゃないのかい!?と言いたくなるよな、だるくて暑いタイからでした。
基本的に、陽が沈んでからでないと活動する気にならない。
夜遊び大国になるのは、ある意味で理にかなっていますね。
陽が沈んだので、ごはんを食べに行ってきます。

それではまた。ごきげんよう。

安希

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