世界旅2006:ウランバートルからメールのお返事です(モンゴル)

スタッフからのメール:

安希さんへ

いろいろ病気になられているみたいですね。先進諸国でお目にかからないようなものにはとりあえずかかっちゃうかもしれませんね。
次回日本にこられたら、最強の抗生剤を処方しますのでお立ち寄りください。モンゴルでも携帯がはやっているなんて、すごいですね!

以前に日本のコアコンピタンスが技術のリテラシー(把握能力)があるということだと、東大TLOの社長が述べていましたが、モンゴルの大学生が携帯を解体して機能を調べられるとなると、日本より技術のリテラシーはあるのかもしれません。
少なくとも僕には携帯を解体して、もとに戻すことはできませんね(笑)。発展途上にある国とはいえ、遠隔医療は結構はやく普及するかもしれませんね。

最後に医療ってテクノロジーの部分と、ケアするというヒューマニティの部分とありますね。
この二つって以外とシーソーのような感じなのかもしれません。
テクノロジーが弱い分、モンゴルではヒューマニティが強く、日本ではテクノロジーが強い分、ヒューマニティが。。耳の痛い話です。

安希の返信:

テクノロジーの部分とヒューマニティーの部分という区分けについて興味深く拝読いたしました。
残念ながらモンゴルは、テクノロジーの部分では前のめりになって浮き足立って、ヒューマニティー(ケアする)の部分ではかなりの後進国という印象です。
モンゴルのような地域では、特にヒューマニティー部分を発展させるのはとても骨の折れる作業なのかも知れませんね。時間、知識、整備能力、お金、いろんなものが必要ですから、テクノロジーのように簡単に輸入できないと思います。

ローカルのお友達の心温まる介護はヒューマニティーの部分の良い話ではあるのですが、モンゴルの医療を全体的に見るなら、ヒューマニティーの部分の弱さ、つまりは、きちんとした医者がいて、医療サービスを提供できる環境が整っていないことが大きな問題のような気がします。

ところで、ゴビから帰ってきたインド系アメリカ人の彼女と朝食をともにしました。
彼女はもともとは医療関係者ではなく、シンガポールでエコノミーを2年間教えていたときに病気にかかり、海外の医療について調べ始めたことが、医療に関心を持ったきっかけだったと話していました。
また、彼女の叔父さんがインドの農村で昏睡状態にあり、発展途上国や僻地での医療サービス、社会保障についても強い関心を示していました。
この後、ボストンの大学院で、医療について勉強するそうです。

彼女も、モンゴルの医療サービスは相当遅れていると言っていましたね。病院らしき病院がない。
これは、医療だけにとどまらず、モンゴル政府が、国の整備や統制にあまり手を加えず、すべて個人任せで国の発展を急いでいることが問題なのだそうです。無法地帯ですね。
医療サービスや社会保障も含め、人々の生活の基盤となる部分は、国がある程度バックアップして統制していかないとこういう風になってしまうのかも。。。と思いました。

あと、海外で病気になったらSOSクリニックに頼るのが一番のようです。モンゴルにもSOSクリニックはあります。
写真を見る限りでは、マトモです。(いわゆる旧ソ連の怪しい病院風ではない。)
また北京のSOSクリニックはかなりの規模だそうで、院内にパソコンがずら~っと並べられていて、欧米などの登録医師に医療相談が可能で、きちんとした治療が受けられる模様です(彼女お勧め)。
北京へ行ったらSOSクリニックに行ってきますね。どんなところか見学してきます。

また、前回投げていただいていたモンゴルの医療保険制度に関する質問については、また後日レポートします。
今日はモンゴルのローカルのお友達数人と、ブラックマーケットの見学&モンゴルBBQで語り合いますので、いろいろと話が聞けそうです。
ローカル事情をもう少し勉強してきます!

では、ブラックマーケットへ行って参ります。今日はちょっと肌寒いウランバートルです。

安希

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