世界旅2006:深夜3時、ウランバートル着(モンゴル)

皆さん、どうもこんにちは。

山本先生の講演会はいかがでしたか?
参加された方は皆さんとてもよい影響を受けられたことでしょう。サイン本はゲットできましたか?私の分も・・・?

モンゴル、ウランバートルでの生活が始まりました。
飛行機のトラブルが原因で、結局AERO MONGOLIAは飛ぶことが出来ず(やっぱり飛ぶ気はなかったのね)、急遽、MIAT MONGOLIAという、メジャー航空会社の夜中の便に乗り換えました。
料金は$380のままだったので、ずいぶんお得感はありましたが、深夜着は予定外。ちょっとアドベンチャラスでした。

夜中の3時に無事モンゴルに着いたのはいいけれど、何と言っても真夜中。どうやって市内まで行き、予約しておいたゲストハウスを探すかが問題でした。
まず、ゲートから出てくると、夜中にも関わらずそこにはモンゴル人の群集がおりまして・・・、乗客の中でただ一人バックパックなんかを背負っている私(明らかに外人)を待ってましたとばかりに男たちの視線が集中。
みんなこっちをジッと見つめて「タクシー?タクシー?」を連発しています。(私は目を逸らしたままゆっくりと出口へ向かう)
そして、出口の前で男の群集に取り囲まれた私は、ここで足を止め、サングラス越しにイカツイ顔をわざと作って値段交渉。(とりあえずナメられちゃあいけませんもの!)
そしてUSドルしかもっていない私は10ドル(ローカルでは大きなお金です)でとりあえず合意しまし、街に向かうことに決めました。

しかし、見ると外は真っ暗、しかも黒や紺のジャンバーを着たあまりに多くの男に取り囲まれていたのでビビッてしまい、「やっぱり辞める」と言って、トイレへ逃げかけ、しばらく歩いてから、「どうして私はトイレへ向かっているのかしら?」と我に返って振り返ると、さっき10ドルで交渉した少年が心配そうにこちらを見ているのです。
う~ん、どうしようかしら、どうしよううかしら。。。
少年はのその群集のなかでは一人まともなシャツを着て、見た目は一番マトモだし、「殺風景なビル」みたいな空港に朝まで一人でいるわけにもいかないし、あ~もういいや!とここで決意。
少年の車がちゃんとしたタクシーならば、乗せていってもらおうじゃありませんの!

しかし、これがやっぱり普通のおんぼろカーなわけです(トランクなんかが潰れている)。
だけど男の子一人だけなら、しかも彼は細身で足が悪いみたいだったから、何かあったら闘おうと決め、貴重品だけはしっかりと抱きかかえて乗車しました。
すると突然後ろのドアが開いて、なぜか彼のお姉ちゃんが乗り込んできたのです。はぃ?
お姉ちゃんは英語の分からない少年に代わって「シティ?メイン、ポスト、オフィス?」と私に行き先を確認。
お姉ちゃんと少年の親身な対応に、私もやっと緊張を解き、行き先の説明を始めました。

さて、ストップサインと信号は完全無視、アクションムービー顔負けのハンドルさばきで、ひたすら反対車線をぶっ飛ばしてあっという間に街へ着いた私達。
少年とお姉ちゃんは最後まで親切で、宿まで送り届けて荷物まで運んでくれました。
がしかし!24時間開いているはずの宿の門が閉まったままで中に入れない!

あせって近くの24時間スーパーに逃げ込んだけれど英語が通じず、でもそこにいた男の子と女の子たちは親切だったので、ジェスチャーで必死に会話。
けれど…通じず、あきらめて宿へ戻りかけるとよっ払いたちが近づいてくるではありませんの~。うぇ~やばい~。
ポケットの中の果物ナイフを握り締めて目を逸らしたまま硬直する私。我ながら焦りましたぁ。大ピンチです。
(24時間スーパーを離れたのは私の完全な判断ミスでした。深く反省…)

すると、後ろから誰かが走ってきて、よく見るとさっきスーパーにいた男の子でした。
彼のジェスチャーによると、ここは危ないのでホテルを紹介するからついてこいと言っている。
男の子が警察にも話をし、私はホテルへ行くように言われました。

そんなわけでホテルへ行き、男の子に付いて階段を上っていくと、おお、マフィアのボス(でかい図体に緑の瞳。縦じまのスーツに磨かれた革靴)みたいな人と女の子の群れがいるではありませんか。
・・・何じゃこれは?
そして、男の子はすぐさま私をボスに紹介しました。するとびっくり、ボスと女の子たちは英語が少し分かるらしいのです!

そこでボスから質問が。

ドイツ語は出来るか?と聞かれNO。フランス語は?NO。それでもボスは「AKI GOOD NAME」とご機嫌で、何度も私の名を呼び、何度も握手をかわし、私の疲労を察した周りの女の子達に
「ほらほら、あなた飲みすぎよ、彼女はもう寝る時間よ!」
と上手なあしらいを受けながらも、ボスはいつまでも「AKI、GOOD NAME」を繰り返したのでした。
・・・あなた方は一体誰ですの??

そしてついにベッドに潜り込んだのが朝5時。ウランバートルの夜明けでした。

もうここまできたら、お金をぼったくられようが、どうなろうが、とにかく寝よう!と思いましたね。
結局、ダブルのマトモな部屋で、料金も$15とまあまあでした。はあ。助かった~。
そして昨日からはモンゴル伝統のテント「ゲル」で生活を開始。夜は寒いです。でも、ゲルもなかなかいいですよ。
獣(羊)の強い臭いはありますが、韓国の悪臭に比べたらやさしいものです。

お友達もできて、今日は国立歴史博物館でいろんな興味深いものを見てきました。
まだまだ始まったばかりですが、少しでもモンゴル語を覚えるべく努力したいと思います。

もうすぐモンゴル最大のお祭りナーダムもあり、モンゴル人の新しいお友達が家庭のナーダムに招いてくれたので、少しでも現地人のリアルライフに触れられるようにがんばってみます。
モンゴルのスタートはこんな感じです。

どうも、長々としたメールで失礼いたしました。日本は暑いようですね。どうかご自愛くださいませ。

それではまた、ごきげんよう。

安希

追伸:私を夜の街に閉め出してしまったゲストハウス。普段、デスクは24時間開けているのですが、その日は運悪く、レセプションの女の子が眠りこけてしまい、ドアの音に気づかなかったのだそうです。
女の子は自分の犯した「閉め出し事件」に大ショック。とにかく何も起こらなくて本当に良かった…と涙ぐんでおられました。というのも、私が到着した日の一週間前に、外人の女性が地元の男に「手首をへし折られる」という暴行事件が起きたばかりだったそうです。
24時間スーパーの男の子の判断に、今はただただ感謝。そして、自分自身の危機管理の甘さを反省し、旅の進め方を見直さなければいけません。

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