『スティング』ジャマイカ版紅白歌合戦

皆さま、こんばんは。
安希@ジャマイカからのレポートです。
今日は、ジャマイカの首都キングストンに着いた日に行った『スティング』というコンサートのお話。

せっかくレゲエの国ジャマイカに来たのだから、レゲエ音楽を聴いてみたい、ということでコンサートに行ってきました。毎晩、大小さまざまなイベントが行われているジャマイカですが、その中でも年末最大のコンサートが、この『スティング』というコンサートらしいです。と言いつつも、おばちゃんはレゲエのことは全然知らない(ボブ・マーリーくらいしか知らない)ので、新鮮でもあり、ありがた味が分かってない状態でもあり、フライト後の疲れあり、という混乱の中での体験でした。

で、『スティング』がどんなコンサートかと言うと、日本で言うところの『紅白歌合戦』ですね。いわゆる、大御所から若手まで、いろんなアーティストが次々に出てきて順番に歌っていく。子どもが出てきたり、ダンスショーもあり、最後は文字通りの歌合戦もあり(勝ち抜いたアーティストは賞金300万円をゲット!)と、とても豪華なショーでした。衣装チェンジも多くて、そういう点でも紅白っぽいなーと。(と言いつつ、ここ十数年は、ほとんど紅白を見ていないので、今はどうなってるのか知らないけど)

大物アーティストが一堂に会しておられたそうで、とても盛り上がってました。もちろん私には分からない人たちですが、スーパースターの登場は観客の反応を見ていればだいたい分かります。さすが、ですね。そういう意味でも面白かったです。

『スティング』の野外コンサート会場。
『スティング』の野外コンサート会場。

いろんなアーティストを見ることができて面白かったですが、自分が思っていたレゲエとは少し違っていたのも事実。ジャマイカの外で聴いているレゲエは、もっとスローだったし、ボブ・マーリーのイメージが強すぎて・・・、コンサートで聴いた最近のレゲエは、私の耳にはむしろヒップホップやラップのような感じでした。でもこういうことって、よくあるんですよね。
以前、メキシコを旅行していた時にも同じようなことがありました。学生時代にアメリカで聴いていたメキシカンミュージックが好きだったので、メキシコの現地の若者たちに『おススメ』をいろいろ挙げてもらって、片っ端から聴いたんですけど、なんだか「いわゆるメキシコ音楽」っぽさが全然なくて、どういうわけかテクノっぽかった印象があります。そして若者にこう言われました。

「君が好きなメキシコの音楽は、じいさんの世代の音楽だ。あんなダサいのは僕らは聴かない」と。

おばちゃん的にはショックでした。だから意地になって、若者にススメてもらったメキシカンミュージックのCDを10枚くらい買って帰ったものの、結局全然聴かないままどこかへいってしまいました。これって、海外の友達から「日本の音楽聴いているよ。坂本九とか谷村新司とか」って言われるのと同じですよね。(笑)
でも、好きになるかどうかは別として、生の音楽を聴けるのは幸せなことだし、実際に現地で聴いてみれば好きになるかどうかも分かるので、よい経験をさせてもらったと思います。もちろん、もっとスローなソウル系のレゲエもあるので(ちょっと年配向けだったりするけど)、そっちを楽しみたいと思います。

盛り上がる会場。でも、レゲエはメッセージ性が強い音楽なので、言葉がよく分からないと、盛り上がるタイミングを逃してしまう。
盛り上がる会場。でも、レゲエはメッセージ性が強い音楽なので、言葉の意味や社会背景が分からないと、盛り上がるタイミングを逃してしまう。

さて、10時頃に始まったコンサートは、延々翌朝まで続きまして、終わったのは朝日に照らされた7時過ぎでした。27時間半のフライトの日に、夜通し立ちっ放しで疲れないのか?と言われれば、はい、めちゃくちゃ疲れました。(笑)しかも、観客がガンジャを吸いまくる中でのコンサートですから、実質8時間以上は煙にいぶされ続けていたことになります。ふらふらです。このまま成田に戻ったら、検疫物探知犬が大興奮しちゃいそうなほど燻されました。海外でのガンジャは全然めずらしいことではないですけれど(アメリカでも東南アジアでも、みんな吸いたくってますから)、でも、これだけ公然と吸いまくっている国はやっぱりジャマイカくらいかも。普通はもうちょっと隠れて吸うものだと思うので。

会場の後方から夜が明けてきた6時過ぎ。コンサートはまだまだ続く。
会場の後方から夜が明けてきた6時過ぎ。コンサートはまだまだ続く。

正直言って、「これでレゲエにハマりました!」というようなイケイケだったわけではないですが、とりあえず行ってみて、雰囲気だけでも楽しめて良かったと思います。地元の人たちが楽しそうにしている姿は、見ていて気持ちのよいものです。それに、コンサートに行ったことによるちょっとした副産物もあります。
昨日から島の反対側に位置する街、モンテゴベイに来ていますが、「キングストンで何してたの?」と地元の人に訊かれて、「スティングに行って来た」と言うと、会話が弾むんですよね。「誰が出てた?レディー・ソウ来てたでしょ?」「うんうん、来てた!彼女はちょっとエッチなコラボだった〜」みたいな会話が成立します。やっぱり国民的スターの名前は知っておくと得ですね。

私はレゲエには詳しくないですが、スーパーキャット(レゲエ界のスーパースターだそうです)や、ハイチの大統領(大統領がミュージシャンって知ってた?!笑)、を生で見たよ〜って、プチ自慢もしています。(笑)でも、好きだったのは、むしろその翌日や翌々日に行った小規模のユル系コンサートだったんだけど。

ということで、2013年のレポートはジャマイカ版紅白歌合戦の話題で締めとさせていただきます。本年中も全然更新されない安希レポに根気強くおつきあいくださった読者の皆さま、ありがとうございました。年をまたいで、まだまだ旅は続きます。来年もどうぞよろしくお願い申し上げます。

安希

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2件のコメント

  1. 27時間のフライト!!夜通し立ちっぱなしのライブ!!すご過ぎ!!私も若くなりたいなーーーー!!ジャマイカの大統領の歌よかった?のりのり?面白いレポートありがとうございます!!あ!!!忘れてた!!あけましておめでとうございます!!今年の安希の活躍を!!

  2. 新年明けましておめでとうございます。
    安希ちゃんのご健康とご多幸をお祈りいたしますとともに今年も益々のご活躍を応援いたします。

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