218.古いものを無理なく残す (エスコンディード)

皆さま、おはようございます。
安希@帰国してあっという間に一週間が経ちました。一ヶ月ぶりにジムに復帰し、かなり規則正しい生活をしています。ただ、ものすごくお腹が空くのと、悪夢を連続して見ているというのが、いつもの帰国後とは違う点。

朝5時=朝食。朝9時=昼食。昼12時=夕食。夕方4時=夜食。
それからジムに行って、空腹に耐えつつ体を動かし、帰宅してから深夜食。それでもお腹が空く。おかしいでしょ?(笑)

もしかすると時差ボケの代わりに食事ボケにかかっているのかもしれないです。アメリカ西海岸の食事のタイミングと、日本の食事のタイミング、両方のタイミングでお腹がグ~と鳴るってくるという。食事ボケなんて、あまり聞いたことないですが(普通の時差ボケの場合、胃が気持ち悪くて食べられないっていうのはあると思うんですけど)、まあしばらくは食べまくるしかなさそうです。だって、体が欲しているんだもの。帰国して緊張の糸が切れたというのもあると思うし。体だって変則シフトから回復し、平常通りのトレーニング態勢に戻ろうとしているのだと思うし。好きなだけ、食べさせてやりましょう。はい。

あと、悪夢は何が原因か分かりません。物語もかなりバラエティーがあって、一つ一つ、特徴的な展開ですが、基本的にすんごい悪夢。だから目が覚めるとホッとします。よかった~、夢で~って思いますね。内容は、サバイバル系が結構多い気もしますね。ランボー的な・・・。ヘリコプターから飛び降りたり、監禁された部屋から窓を突き破って脱出を図ったり、腐葉土の中に埋め込まれて、ダンゴ虫に全身を食われたり。(夢に出てくるダンゴ虫が、めちゃめちゃ凶暴だったのです!目が覚めた時に、清潔な布団の中に居られる幸福を感じました。)

まあ、いいや。そんなことで一週間が過ぎました。

で、今日のトピック。
今回の取材で印象的だったのは、古い建築物とその街並みと文化でした。
南部ジョージア州やボストンはもちろんですが、意外にもカリフォルニアで訪れたエスコンディードという街の建物が素敵だったのが印象に残っています。カリフォルニア州で歴史ある街並みというと、サンフランシスコくらいしか知らなかったので、ちょっとしたサプライズでした。

取材に訪れた家も100年以上の歴史があって、とても趣がありました。”ちょっとした”文化財の中に住んでいるような気分です。でも、中はモダンにリノベートされているので、家の中は、近代的な快適さ、利便性が追及されていました。

エスコンディードは、(歴史の浅い)カリフォルニアの中では古い方の部類で、歴史ある街の一つだそうですが、その街並みを残す努力がされていました。というのも、街の旧市街に建つ古民家に住む場合、古い建物の外観を残している世帯には減税措置が与えられるそうです。そうやって古い建物を街全体で残すようにしているそうです。いいシステムでしょ?

もちろん、古い建物を残すという考えは、他の街や他国でもあると思いますが、エスコンディードの良さは、「歴史建造物!」と大々的に呼ぶほどのものでもない古い建物を残そうとしている点だと思いますね。例えば、名所旧跡、観光地として保存の対象となっている街は世界中にもたくさんありますが、エスコンディードの場合は、そういう狙いで残されているわけではない。あくまでも、普通の住民が、普通に現代的な生活を送るための街として残されていて、どちらかというと「文化遺産の保存」といったような限定的な感覚ではなく、むしろ「古いものも大事に使っていきましょう」という継続的な感覚のもとに残されているという印象がありました。そういうのって、いいな~、と。敷居の低さが、いい。

世界をあちこち旅していて、いいな~と思うのは、古いものが無理なく残っている場所です。昔からそこに立っていた家、小屋、なぜか昔からそこに生えていた大きな木、ずっとそこにあった地形、などなど、そういった「そこにずっとあるもの」に寄り添いながら生活が営まれている現場を見ると、とても豊かな気持ちになれます。もちろん、維持するのは大変だし、最新の建物に比べたら利便性で劣るとは思いますが、エスコンディードのような減税措置などによって、まずは住人に「その家の価値」を伝え、次に「リノベーションにかかるコスト」を街でサポートするだけで、これから価値が出てくるような「ちょっとだけ古いもの」が残されていくチャンスは随分と増えるのではないでしょうか? って、エスコンディードで思った。

私が今住んでいるアパートの周辺にも、この三年あまりで、新しい家がポコポコたちました。少し海外に行って戻ってくると、以前そこにあった建物が消え、新しいものが作られ・・・といった具合に、かなり早いサイクルで建物が消費され、また同じような(でも新しい)建物が建てられていきます。どの家も同じようなつくりですが、いつか住んでみたいな・・と思えるものはないですね。(苦笑)

リノベーションを繰り返しながら、何百年も住めるような家が、日本は少ない気がします。気候などの条件でそうなっている面もあるのかもしれませんが、やはり家を買うこと=新しく一から建てる、という考えがあまりにも浸透しすぎていて、ゆえに一代限り(消耗品として)の家が建ち、数十年後には劣化して、次の世代はまた新しい家を一から建てる、というサイクルになっているのだと思います。つまり、リノベートしてまで使わなくちゃいけないような、しっかりした造りの家が少ない。もったいないと思いますね。

ということで、”ちょっと”古いものが無理なく残っていけるようなシステムがあるといいですね!っていう話でした。東京でオリンピックをやるよりも、生活の中の細かいことに意識を向けていくほうが、なんだか豊になれるんじゃないか、って。個人的には思います。

ではまた。ごきげんよう。

安希

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7件のコメント

  1. おかえりなさい!!食事ボケとはちょっとつらいね。今日NHKテレビで東京の西新宿にある幼稚園が建物も机とかも80年使用していると言う番組がありました。専属のとび職の人がいてメンテナンスに定期的に通っているって。でも石建物でないと木材の痛みが心に届いてきてしまったりするね。

  2. 『Be フラット』動画版を購入したかったのですが、クレジットカードもなく、ケータイもドコモじゃない・・・。 もっと支払い方法に選択肢があればいいのに。残念です。

    1. しずく様

      コンテンツショップ「サイエンスエレメンツ」を運営しております亜紀書房の植田と申します。

      この度は、お支払い方法の選択肢が少なくご購入いただけないとのこと、大変ご不便をおかけし申し訳ありません。ご意見、Fan+サービスの運営者にお伝えしシステムの改善に繋げたく思います。

      現状、クレジットカード払いとドコモケータイ払いがご利用いただけない場合は、WebMoney(電子マネー)を使ってご購入いただくことが可能です。その場合、大変お手数ではありますが、まずコンビニ等でWebMoneyをご購入いただき、発行される「プリペイド番号」をFan+の商品購入画面でご入力いただく必要がございます。WebMoneyについて詳しくは下記のサイトをご参照いただければ幸いです。
      http://www.webmoney.jp/guide/index.html

      大変お手数をおかけしますが、以上の方法をご検討いただけますと幸いです。

      なお、コンテンツのご視聴はドコモ以外、au、Softbank等でも可能ですのでご安心ください。対応機種は下記をご確認くださいませ。http://fanplus.jp/feature/device

      貴重なご意見、誠にありがとうございました。
      今後とも「サイエンスエレメンツ」をなにとぞよろしくお願いいたします。

      亜紀書房ZERO事業部
      植田太郎

  3. お支払方法がクレジットカードしかない、との件について。
    ご不便をおかけし申し訳ありません。すぐに改善できるかどうかは分かりませんが、出版社サイドに連絡しておきます。
    それから、ドコモの携帯でしか見られないというのは、確かに問題です。
    貴重なご意見をお寄せ下さり、ありがとうございました。

    安希

  4. 亜希様、亜紀書房の植田様
    「Be フラット」動画版、WebMoneyにより購入出来ました☆ グチのような私のつぶやきに、いち早く対応して下さった亜希さん、植田さん、本当にありがとうございました。動画、楽しみです。これからも応援しています★

  5. 「Be フラット」動画版、さっそく拝聴しました! 本+動画ってすごく楽しいし、新鮮ですね。登場者の方の方々も、とっても魅力的。特に大学生の中村君、花粉症なのかな。鼻をすする音がずっと続いて、めっちゃ気になる(笑)中村さんファン必聞です★

    1. 動画版をご購入いただき、ありがとうございました。中村君は鼻水ズルズルで、泣いてるようにも見えますが、ただの花粉症です。(笑) 若者たちのキャラがたっていて、なかなか面白い試みだったと思います。これからも、様々な作品、コンテンツ作りに取り組んで参りますので、今後ともよろしくお願い申し上げます!

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